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    • 2024.01.13 Saturday
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    1ダースのなにかより

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      赤毛のアンて知ってますか。

      赤毛でアンて名前の孤児の女の子が、厳しいけど心の温かいおばさんと、寡黙で優しいおじさんのうちに貰われて、カナダのプリンスエドワード島を舞台に四季折々が過ぎて行くと言うそんな話。

      女性読者は読んだことある方も多いのでは。
      男性読者は名前くらい知ってるけど読んでる人はいないんだろうなぁ。

      いずれにしろ、細部まできっちり覚えてる人はいないかと思いますが、私は覚えてます。
      英語の勉強の一環で、原書で読み直したから。

      読み返してみてびっくり。
      なんでアンが貰われてきたかと言うと、素直に「労働力」。
      貰われてったうちの家業が農家なんだけど、おじさんのマシューが(シャイな性格がたたって生涯独身)年取って独りで農場切り盛りするのが厳しくなってきたんで、即戦力として「孤児でも」って。
      当然力仕事なんで、男の子じゃなきゃ無理。なのに来たのがアン。
      野良仕事の足しにもなんないんで、当然送り返そうとしたんだけど、途中でまあ色々あって、結局ほだされたおじさんおばさんが彼女を引き取ることにしたわけなんですねー。

      アン的にはもうけもんの展開で、アンに感情移入して読んでた少女時代の私も良かったねえと思ってたけど、大人になって読み返してみたら、これまずいよねぇ。

      雇用のミスマッチもはなはだしい。零細企業がリクルートに失敗して、営業がいるのに事務員取っちゃったみたいな?

      案の定、アンがすくすくと育つと、彼女の教育費やら服飾費やらで家計はより圧迫されるのだったが、その頃にはおじさんもおばさんもすっかり情が移っていて心理的には無問題。

      物理的には問題、出まくそ。

      マシューおじさんがおじいさんになり、マジでマジで野良仕事がきつくなってくる。すっかり心臓が弱ってしまったマシューおじいさんは、それでも一生懸命働いてアンにはいつも優しい。

      で、アンはおじいさんに聞くんですな。

      「私が男の子だったら良かった?」

      おじさんは言うんだ。

      「1ダースの男の子より、たった一人のお前が良い」と。

      その台詞を言った数日後に、彼は心臓麻痺で死んじゃう。

      話代わって、私の萌えて萌えて萌えて萌えて萌えて萌えて命の危険すら覚えるほど大事な萌えッ子のふんわりさんが、客室乗務員に返り咲くため、退職が決定。

      代わりの新人さんが来た。Fカップ。言わせてください。

      1ダースのFカップより、たった一人のDカップが良い。

      君の名は

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        ひょんなきっかけでいかちードイツ人と知り合いになった。
        マッチョで金髪で日焼けして片耳ピアス。
        どっからどう見てもゲイだけど、本人曰く違うそうなので、信じようと思う。

        見るからに悪そうだけど、中身は真面目な学生さんで、日本語がありえないくらい流暢。

        「自分っすか? 日本に来て4年、ちゃきちゃきの浜ッ子っす。好物は麺類、焼肉はハラミをタレで」

        ・・・顔を見てないと、外人と話してる気がしない。

        そんな彼は、やっぱり遊ぶとなるとクラブでガンガン踊っちゃうんでしょうか。六本木ですか?

        「いやー、俺は渋谷の方がいいっす。六本木はなんか柄が悪いし料金体系もはっきりしないし。渋谷はその点チャージもはっきりしてるし、ボディーガードもちゃんといるしね」

        ふへえ、そんなもんっすか。

        「だけどこの間、ダチに連れられてすげー怖い感じのところに行っちゃったんすよ。真っ暗な中で、刺青した人たちがうおおおおって踊ってんの」
        聞いてるだけでげんなりすんなぁ。
        「そこで、女の子が携帯落としちゃった」
        踏み潰されてジエンドか。
        「そしたら、その刺青した怖いおにーさんたちが、自分の携帯で暗い場内照らしていっしょうけんめい探してあげてんの」
        まさかの美談?
        「で、見つかった瞬間歓声上がったね。皆ハグの嵐よ」
        熱いって言うか暑苦しいって言うか。
        「俺も抱きつかれた。一番いかちー刺青のおっさんに。っていうか明らかにヤクザ」
        恋に落ちた?
        「オチねーよ! っつーか、そのおっさんがおう兄ちゃん良い体してんな! なんか困ったことあったらいつでも俺のとこきなとか言って」
        うへえ、惚れられてんじゃん。
        「で、自分のこと指差して言うのよ。俺の名前は...」
        名前は?

        「ティーボーン」

        ステーキか?! 

        涙を流して笑い転げるいなばに、ドイツ人がとどめの一言。

        「俺思ったね、ティーボーンてアホいってんじゃねえ、お前の顔はどっからどうみてもヒデキだって」

        もはや顔を見ても外人に思えねえ。あんたすげえよ。

        欧米化

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          会社のお使いで、霧雨にしっとり濡れた街路樹の下をほたほた歩いてたら、でっけえ犬に追い越された。
          伸縮自在リードをゴンゴン伸ばし、一目散に進む馬鹿犬(失敬)を追って、白人のおっちゃんが「すみません、すみません!」と謝りながら続く。
          ランニング姿でランニングしたい気満々ぽいが、犬が馬鹿すぎてあきらかに上手く行ってない。
          彼がランニングしたい時に犬がいちいち止って尿。
          彼がランニングしたい時に犬があさっての方向に激走。
          そんな調子だから、ほてほて歩いてるいなばが常に追いつけ追い越せ状態。
          赤信号で立ち止まった瞬間目が合って、思わずつっこんでたよ。

          「・・・それ、一緒にやるの無理があるんじゃ?」
          「へ?」
          「散歩とランニング」
          「そんなことない、コビィは良い子なんだ! ただ雨の日にはちょっとはしゃぎすぎるだけで!!」

          まあ、愛犬家のコメントに突っ込むのも野暮だ。
          生ぬるく頷いて歩き出したいなばの隣で、おっちゃんが暴れまくる犬を必死で御しつつこうぼやく。

          「ほんと水が好きな奴で、代々木公園に行く度池に飛び込んで出て来ないんだよ。あの癖さえなければ本当に良い犬なんだけど」
          「いやー、それ以外にも色々問題はありそうだけど、っていうかその場合どうすんの? 自分も池に入る?」
          「人間は遊泳禁止だから、奥の手を使う。コビィの見えないところに隠れてひたすら待つ。そうすると俺がいないことに奴が気づく」
          「それで出てくる?」
          「来ない。世にも哀しげな声で鳴き始める」
          「このでか犬が? かわいー」
          「いや、むしろ気持悪い声なんだけど、それがだいたい5分」
          「長っ!」
          「それから諦めて、すごい勢いで水から上がってきたところを確保する」

          駄々をこねる2歳児相手の親プレイか。

          「前は10分鳴いてたのが今は5分に縮まったんだから、賢い子だよ」

          そしてお前は典型的な親ばかタイプか。

          「雨の中ランニングして平気ってイギリスの方っすか?」
          「いや、俺はアメリカ人です」

          この無神経さ、確かに。

          「いやー、やっぱランニングと散歩は切り離した方が良いと思うよ」

          気持メタボな彼の腹まわりを眺めていなばが呟いたところ、野郎笑顔でこう言った。

          「所で君、この後暇? 旨いベルギービール飲ませる店知ってるんだけど」

          散歩とランニングとナンパを同時進行させようとする気概、結果を気にしない度胸、さすがアメリカ人。

          ってかだからメタボなんだよ。

          欧米化 続

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            つらつら昨日の日記読み返してみて、アメリカ人だからどうのこうのとなんかどえらく差別的な発言をしてることにいまさら気づいて猛省。

            大してアメリカ人知ってるわけでもないのに、自分の見知った範囲のイメージでわかったような口利いてほんとすみません。

            反省と今後の参考にするために、例の一石三鳥ナンパにひっかかってみたよ。

            銀座でイタ飯でもって旨い話しだ。

            当然裏あった。

            野郎、食事にまで馬鹿犬連れてきた。

            馬鹿犬当たり前のように大暴れ。

            だからだからだからアメリ(以下略)

            欧米化 続々

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              いなばは犬猫飼った経験もなく、小動物を見て可愛いと思う神経がない。
              子猫を飼い始めた友人ちに招かれた折、ほかの客どもが束になってそれこそねこっかわいがりしてるのに目もくれずにお料理いただいてたら、「あんた自分がこの子より可愛いと思ってるんでしょ! 無視するなんて信じられない!」とおこらえた。

              まあ確かに自分が一番かわいい。

              でも萌えでゆうならふんわりさんがその上です。

              しかしまあ犬の生態もわからねえのに、ここ数日の日記を読むと某ラブラドールを馬鹿犬と連呼し、ものすげえ偏見っぷりをさらしてることに気づいて猛省した。

              そんなわけで、彼の犬がマジで馬鹿か考えてみた。

              行く先々で尿をするのは、馬鹿と言うより単に犬の習性。ランニングと同時進行させようってぇ飼い主の了見がマズイ。

              思うがままにいきなりダッシュをかますのは、馬鹿と言うより犬の本能。きちんと御せない飼い主の手綱がユルイ。

              会う犬会う犬に挑みかかるのも、茂みと見れば飛び込むのも、あれもこれもそれも、馬鹿というより真っ当な動物の反応。正しくしつけを行えてない飼い主の心得がチガウ。

              ・・・結論、馬鹿は犬じゃないみたいですよ?

              でもじゃあ、彼が賢いかと言えば答えは微妙。
              オープンカフェで飯食ってる我々の足元で寝そべる彼を、道行く人も、ウェイターも、近くの席の客までもが可愛がって触りたがってもう大騒ぎなのを横目に、もぎゅもぎゅパスタをほおばりながら、

              「彼人気ものだネー」
              棒読みで言ったら、飼い主が当然のようにうなずいて
              「そうなんだ、普通皆彼を大好きになるんだ。・・・けどお前はそうじゃないみたいだな」
              「好きも嫌いも会ったばっかだし(第一印象が良くないときの決めゼリフ)」
              「彼はお前のことが好きだよ?!」
              「嘘つけ、好き嫌い以前、固体として認識してない以前、生き物として理解してもいないよ」
              「なんでそんなひどいこと言うんだ!」

              それはね。

              この馬鹿犬(失敬)がね。

              さっきっから私の足を平気で踏みつけてるからじゃ!普通避けるだろうが!!

              さらに言うなら、皆に媚売ってぶんぶん振ってる尻尾が私の太ももにばっしんばっしん当たって痛いんじゃ、当ててるお前は痛くないのか神経通ってねえのか?!

              結論2、馬鹿じゃないにしろ、明らかに無神経なのは飼い主ゆずりのアメリカンすぴりっつ。

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