そんなのありたりあ?

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    いなば、次の体外受精まで子宮と卵巣を休ませるってんで、急に時間が空いてしまった。

     

    「そんじゃあ前から必要だったメタボさんの靴買いにドイツ(メタボの足の形が特殊すぎて、ぴったり合うのがドイツ製しかない。通販もしてない)行くかー」

    「良いネ! それじゃあ急いでチケットとホテルを取ろうネ!」

    「まずはチケットなんだけど…ギリギリだから高いなあ。うーん、メタボさんはアラブ系の航空会社は嫌なんだよね?」

    「冤罪で捕まったアメリカ人がひどい目にあってたカラ絶対ムリ」

     

    (…そのアメリカの航空会社でアジア系が引きずり降ろされるこんな世の中なんだけど、ポイズン、まあ良いか)

     

    「えーうーあー、あ! アリタリア航空が安い! ミラノで経由になるからついでに寄ろう、メタボさんイタリア初めてだよね!」

    「うん! イタリア良いネ!! それで行こうそうしヨウ!」

     

    …ってんで、チケットをほかの欧州系のチケットよりかなりお安く取ったわけだが、座席を事前指定する段になって、なんか不安になってきた。

     

    「…席が半分くらい空いてるんだけど、どうして?」

    「ほんとダ。オカシイね。ミラノでなんかあったのカナ?」

    「テロとか? 記憶にないけど」

    「ちょっと調べてみるネ…。…これカナ!! ミラノの空港でストライキがあるッポイ!!」

    「ダメじゃん!!」

    「でも21日の予定ダカラ、私たちの行く時は大丈夫なはずダヨ」

    「大丈夫なの? じゃ、いっか!」

     

    座右の銘は「これイケんじゃね?」ないなば、気楽に構えて、その後は美味しい店調べたり、この際新調したいマスカラの機能をネットで比較検討したりして、出発を明日に控えたつい先ほどのこと。

    メタボから連絡が来た。

     

    「…いなばちゃん、ヤバい、アリタリアが安い理由がわかっタ」

    「なになに何だったの?」

    倒産の危機

     

    それ、なんててるみくらぶ。

     

    「えええええ! うそおお?」

    「ほんとダ。本来なら3月の終わりには倒産してたハズ」

    「今、4月だよね、なんでまた営業してんのさ」

    「ワカンナイ。まだちょっとお金が残ってたんじゃナイ?」

     

    いなば、久しぶりに一瞬で血の気がつま先まで引く感覚に襲われた。

     

    「…どーなの、下手したら飛行機飛ばない可能性もあるってこと?」

    「カモシレナイネ」

    「ええええええええええ、うそおおおおおおんん」

     

    てるみくらぶの倒産の時、ネットの意見は❝安いってことはそれなりに裏があるんだから自業自得❞と書いてて、そんなもんかと思ってたけど、本当にその通りだった、まいがっ!

     

    焦ってネットで「アリタリア・倒産」でググッたら、すごいことわかった。

     

    アリタリア、基本いつも倒産の危機に瀕しておる。

     

    2006年、2008年、2010年、「アリタリア・倒産」って見出しで記事がある。で、実際2010年に一回倒産してエティハド航空に拾われてる。

    なんかそれ見てたら逆に落ち着いてきて、

     

    「これだけずっとアレならもうアリタリアは倒産の危機が通常業態だと思っていいんじゃないかな?」と思ってたら、メタボさんから続報。

     

    「いなばちゃん! アリタリア大丈夫ダ! 調べたら、あの記事の2週間後に倒産の危機脱してタ!!」

     

    マジで。

     

    っていうか、あたいたちがアリタリアのチケット買ったのが、ちょうどその空白の2週間のところだ! それで安かったわけだ!! 助かったぁあああああああ!!!

     

    旅に出る前に、なんかもう旅行に必要なドキドキは全部使いきった感じのメタボさんと私。

    明日から10日ほどミラノとデュッセルドルフの二都の旅に行ってまいりますので、お勧め情報などありましたらお知らせください。

     

    そんで、無事に帰って来ることをちょっと祈ってていただけたら、幸いです。


    速くではなく、長くではなく、

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      いなばのイースターエッグ、孵らんやった。

       

      お薬いれて卵巣ぱんぱんに腫らして4個とれて4個アウトだったから、凹み申した。

      しょんぼりして、図書館に出かけた。

      こうゆう時、文字は頭に入らないから、本より雑誌。棚を物色してたら、前からわりと好きな「ku:nel」さんが、おしゃれに素敵にリニューアルされてたので、何冊か借りていったよ。

       

      ku:nelさんは50代の女性を購読者層にあててるので、何しろおしゃれだけど肩の力はすんなり抜けている。

       

      パリの5、60代のマダムのファッション特集とか、人それぞれ過ぎてほっとする。

      「30年連れ添ったパートナーはいるけど別居して子なし。ボヘミアンでいたいから」とか「2回離婚3度目の結婚を60歳で。でも二度目の夫の介護も手伝ってます、娘の父に変わりはないから」とか「女一人で建てた6つめの家。終の棲家にと思ったけど、今7つめを山の上に立ててます!」とか、生きざま自由すぎて、「なんでもありなんだなあ」と思える。

       

      パラパラページめくってたら、松浦弥太郎さんがエッセイ書いてた。

      いなばは松浦弥太郎さんはちょっと気になってる人だ。

      老舗の雑誌「暮らしの手帖」を41歳で編集長として立て直し、「美しくていねいな暮らし」を薦めるストイックで読みやすい本を何冊も書き、そのうえで「暮らしの手帖」をさくっと辞める。

      なんと49歳でクックパッドに移籍したのだ。

      「暮らしの手帖」の編集長にしっくりがっちりハマっていたのに、立派にもうキャリアとしては「あがり」なのに、そこを辞めてクックパッド。

      しかも、移籍した結果、この記事を読むと、

       

      「最初は怖かったですよね。だって僕はIT業界については無知じゃないですか。コードは読めないし、共通言語もわからない。何もかもが違うから自分がおろおろするのが目に見えているわけで、少なからず眠れない日が続きましたよ。だから、一生懸命みんなとコミュニケーションとって、自分から積極的にミーティングを開催したり、勉強会に参加したりしています。49歳のおじさんは仲間はずれにされないように必死ですよ(笑)」

       

      松浦弥太郎ほどの人でも、違う業界に行けば無知で仲間外れにされないよう必死で、眠れない。そして、

       

      「結構大変なんです。少し前まで、なんでもできる人だったんですけど、いまはなんにもできない人になっちゃっているから、毎日アワアワしています。いかに自分がフィーリングだけで仕事をしてきたかということを思い知らされましたね。それもそれで経験だからよかったんだろうけど、ここから先はそういう無駄なことはしたくないなと思う。大変だけど楽しいですね。だって毎日ドキドキしているから(笑)。」

       

      松浦弥太郎ほどの人でも、場所が変わればなんにもできない人で、毎日アワアワして大変で、でもそれを楽しむことはできる。

      毎日ドキドキしているから。

       

      自分で自分を壊し続けて進み続けて行ける。何回でもスターティングオーバーできるなら、そこには失敗も挫折もない。毎日ドキドキするだけでいい。

       

      このドキドキがなあ。難しんだよなあ。

       

      いなば思うに、不妊治療がつまずくたび落ち込んでしまうのは、まずあたいが今幸せじゃないからなんだと思う。

      「子供ができてそれで幸せ」ってゴールを描いてるから、そこに至れないと不幸せな気持ちになっちゃう。

      もう十分今幸せなんだけど、でもそう感じられないなら、どうやったら自分を「今幸せ」にしてあげられんだろう?

      毎日ドキドキ暮らすにはどうしたらいいんだろうか。

       

      ってうすらぼんやり思ってたところでリニューアルされた雑誌ku-nelの2017年1月号、102ページ松浦弥太郎さんのエッセイ「ゆっくりと、静かに、美しく走ること  ランニングが教えてくれたこと」を読んだわけです。

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      それ読むと、なんと弥太郎さん、8年ほど前に心が弱って不眠になってその対策のためにランニングしてた。

      最初はぜんぜんなってなかったのが、3年もたつとランナー体型になり、5年もたつと欲が出て、速さと距離にこだわるようになった。

      そして、足を痛めて、でも無理してがんばったせいで走れなくなり、全治二か月の怪我に発展してしまった。

       

      これ。

       

      すっげえよくわかる。いなば、ベリーダンスでもほかのことでも、最初はへっぽこで楽しくやるんだけど、ある程度上手くなったり、コツをつかんだ気になると、途端に人と比べて今の自分のはるか上を目指して無理に無理を重ねて、だいたい心か体のどっちかか両方を痛め、結局辞めたり休んだりする羽目になることを、人生で何回も繰り返してるから。

       

      松浦弥太郎さんでもそんな風になっちゃうのかあ。

      彼の書く文章では「自分を見つめた丁寧な暮らし」をとにかく推していて、そんな人ですら、やっぱり「速さ」や「距離」という目に見える結果を求めちゃうなら、それはもうあたいだけが馬鹿なんじゃなく、日本人の業ってやつなのかもしんない。

       

      結局彼は、足を痛めたあと、正しいランニングフォームを学び、「速さ」や「距離」にこだわらなくなって代わりに意識するようになったのが、「ゆっくり走る」ということだった。

      ゆっくり走ると、美しいフォームで走ることができる。

      「速さ」や「長さ」でなく、「美しさ」を意識することで、彼は楽になったし、怪我もしなくなったし、無理せず結局長く走れるようになったという。

       

      おお。

      おおお。

      おおおおおお。

       

      この考え方、いまの私に超ぴったり。

      ちょっとでも早く子供作って、できるだけ長く一緒にいたい、と思ってジタバタジタバタしてたけど。

      どうせ急げないなら、あえてゆっくりと、美しく生きてみる。

       

      卵を取る時も、卵が壊れた時も、卵がない時も、意識するのは未来じゃない、今の私が美しくいられているかどうか。

       

      人生を急がずに、美しく生きてみようと思います。そうすればたぶん、今の私が幸せ。

       

       

       

       

       

       

       

       

       

       


      卵狩りの季節です

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        いなば不妊で体質改善のため、もう4年鍼灸治療して子作りに励んできたが、体が良くなるスピードとあたいの老化が限界スレスレレースでぎり老化が勝ってて、どうも自然妊娠無理そう。

        ということで、久しぶりに体外受精にトライすることになったよ。

         

        前のクリニックはハードコアすぎて軽く病んだので、今回は「優しい」をキーワードに病院選んだ。

        そしたらめっちゃ高かった。

        でもすっごい優しい。

         

        世の中金だった。

         

        そんなわけで、少しでもおきゃねを節約したいいなば、

         

        「いなばさん、この排卵誘発剤、ペンシル型で痛みもほぼなく、ちくっとするだけの簡単なタイプと、自分でアンプルで粉薬を溶液で溶かし注射するタイプの2種類あるんですけど、値段がかなり違うんです」

        「ほういくらぐらい?」

        「こっちのペンシル型が6万円」

         

        温泉に行けちゃうよ?!

         

        「注射タイプなら3分の1」

        「注射しまああああああああす!!!」

        「はい、薬効に違いは全くないんで、私もそれが良いと思いますよ。でも、針、大丈夫ですか?」

        「針なら任せてください! 刺されるのはプロです!!」

         

        おおみえきったけど。

        手先が不器用なあたいに、刺されるのはともかく、打つのが上手にできるかは全く別問題だったわけだが。

        別室で看護師さんにてえねえに教えてもらって、判明した衝撃の事実。

         

        「…いなばさん、はじめてなのに上手ですね!」

        「はい、このアンプルのガラス瓶ペキっと割ったり、ちょちょっと針先から薬液出したり、むしろ楽しいっす!!」

         

        いなば、意外に注射好きだった。理科の実験みたいだもん。なんべんやっても針おなかにさすときちっとも痛くないですーっと入るのが特に楽しいYO。

        そんなわけで、毎日自分に注射をし、卵を育てていざ採卵の日を迎えるに当たり、

         

        「いなばさん、麻酔なんですが、全身にしますよね? 一応局麻酔も選べますけど」

        「お値段いくらぐらい違うんですか?」

        「300円です」

        「え?! 両者300円しか違わねえの? なら全麻にすっかな」

        「いえいえ! 局麻が300円くらいなんです」

        「えええええ? 300円? じゃ、全麻は?!」

        「5万円です」

         

        差額、4万9千7百円て。

         

        「局所にします局所にします局所でお願いします!!」

        「いいんですか? 痛みありますよ?」

        「大丈夫です刺される痛みは慣れてます」

         

        実際針系の痛みはもう4年、太いのから細いのから浅いのから深いの、なんなら針先にもぐさつけて燃やされーの、焼いた針先刺されーので、一通り体験済み。しかもそれで健康になってるので「刺される=良いこと」の方程式が間違って焼き付いたあたいの脳に、ためらいはなかった。

         

        で、迎えた当日。

         

        「万一暴れると困るので、軽くですけど拘束しますね。はい、今から膣内洗浄して、それでは麻酔注射します。ちくっとしますよー。痛いですかー?」

        看護師さんが、一人あたいの横にすたんばって、説明しながら様子を見守ってくれる。

        女医さんがあたいの股間で作業をし、看護師さんがさらに二名エコーの調整やら、サポートやらして、卵が取れたら速攻培養室に運ぶべく培養しさんも待機して、総勢5名のチーム編成。

         

        両足広げた台で拘束されて器具を前にしてものものしい雰囲気だと、はじめてじゃねえし、こわくねえのわかってるのに、気づいたらあたいの奥歯カチカチゆってる。そりゃ怖いわな。

         

        「いなばさん? 痛くないですか、大丈夫ですか?」

        「って、え? これもう麻酔刺してます?」

        「してますよ、痛いですよね。どうしてもこればっかりは」

         

        いやそれが。

         

        まったく痛くない。

         

        「っそーいえば前も痛くなかった全然!忘れてたけど、あたいおみゃんこに刺されるのあんま痛くない体質だった!!」

         

        ってなわけで、その後の採卵も。

         

        「今から卵取りますよー、痛いけど頑張ってー!」

        「あ、大丈夫です」

        「もっと右、右、モニター調整して、よし行くよ」

        「はい、いなばさん、今取れました。次の卵に行くのでまた痛いですよ、すみません」

        「いや、ほんとに大丈夫なんで」

        「そこ陰になってる。うん、そっちそっち、…これかな? いや、こっちか」

        「大丈夫ですか?」

        「…zzz(ちょっと退屈になって眠くなってきた)」

        「いなばさん、大丈夫ですか!!」

        「え? 私!? はい、大丈夫です!! 強いて言うなら」

        「なんですか?」

        「ちょうどこの、私の腕を押さえてくれてる看護師さんの尻に絶妙に掌が当たってしまって、気が付くと触ってしまっていてすみません」

        「ああ、別にそれは良いです。触っててください」

         

        そう真正面からOK出されると、ちょっとつまらないのがおっさん心でして。

         

        「よし、右二個取れた。次左行くよ!」

        「左行きまーす」

        「いなばさん、もう一回針が入るから頑張ってね!」

        「はい、ちくっとしまーす」

        「モニター、調整して!!」

        「こうですか?!」

        「もうちょっとこっち、そう!!」

        「(…! は!! また無意識にお尻撫でてた!!)」

         

        5人の女性が必死にあたいの卵を探してチームプレイしてるのを遠目に見てたら、気が付いた。

         

        そういや、もうすぐイースター(復活祭)。

         

        こどもたちが、隠された卵を探して春の訪れと豊穣を祝っちゃうアレ。多産をことほぐアレ。アレが今あたいのおみゃたの間、内臓界隈でなされてるわけだ。タイムリー。

         

        ねーさんたちの頑張りで、うまいこと良い卵が取れました。

        どうか孵りますように。

         

         

         

         

         

         

         

         

         


        本 de タイムトラベル

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          いなば、偶然図書館でこんな本を見つけたよ。

           

          図説 英国メイドの日常 著者:村上リコ

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          可愛い女子の表紙と素敵なタイトルに惹かれて、中をパラパラ見てみたら、たくさんの絵とモノクロの写真とともに、英国メイドがいかに生まれ、育ち、暮らし、人によっては恋をしたり結婚したりして来たかが丁寧に説明されてた。

          読んでるだけで、こりゃ昔のイギリスに旅行してる気持ちになる。

          めっちゃ面白い。

          トピックの選び方が絶妙で、「どんな服を普段着て、制服はこんなで、お部屋はこんな感じ」っていう、女子が知りたい情報が程よく学術的に、でも絵を用いてわかりやすく、著者の「たぶんこんな気持ち」って解説つきで書いてあるのだ。

           

          すっかりハマって、同じ著者の、

          図説 英国社交界ガイド

           

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          図説 英国貴族の令嬢

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          も読破。 貴族の暮らしってこんなななんだ、訪問のマナーは日本と似てる部分もあるなあ、なんつって、それを体験する日はほぼ来ないのだが、すっかり準備完了気分になる。

          いなば、ジェーン・オースティンやシャーロック・ホームズのイギリス小説大好きで、映画やテレビドラマなんかでもわりとよく目にしてる「昔のイギリス」イメージが頭の中にある程度あったんだけど、その実際の背景と詳細がわかると、「あれはああいうことだったのねえ!」とわかって、倍楽しい。こりゃお得。

           

          調子に乗ってさらに同じ出版社と著者で調べて、

           

          図説 イングランドのお屋敷

           

           

          をゲット。

          おお、今まで読んでたメイドや令嬢が暮らしてたハードはこんなだったんですね!とさらに感慨が深まるよ。

          こちらには、昔の貴族のお屋敷の、「トイレ」や「氷小屋」や「ビール製造機」「キッチンのしつらえ」まで、見やすくて可愛いイラストで、すごく詳細に描いて説明されているのだ。

          これは、いなばのファンタジー小説好き、RPGゲーム好きの心をものすごく満たしてくれる一冊となりました。

          2次元が3次元に立ち上がってきた感じ。

           

          そして、最後に読んだこちらで、もうワクワクは最高潮であります。

           

          ヴィクトリア時代の衣装と暮らし

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          ヴィクトリア時代の衣装と暮らし [ 石井理恵子 ]
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          こちらの本は、なんとカラーの写真だらけだ!! 古き良きイギリスのお屋敷に村に街並みに家の中、衣装を着た老若男女の写真てんこもりなのである。

          なんでそんなことが可能かと言えば、イギリスには「昔のイギリスをそのまま再現したテーマパーク」という夢みたいなもんがあったんですね。あたい10年前に1年暮らしてたけど、そんなのあるの知らなかったよ?! 知ってたら絶対行ってたのに、ちっきしょう。

          それで、そのテーマパークで従業員やボランティアの人が当時の恰好で当時の暮らしを再現してるのを写真にとったり、あと、チャールズ・ディケンズ祭っていうので、彼の作品の登場人物のコスプレをしてパレードするって言うのがあってそれを特集したりで、この夢のような本が出来上がったわけです。

           

          絵でも十分「へえ、こんなドレスなんだ、お屋敷はこんな感じなのね」って夢が膨らむけど、それを現地の人が当時の恰好でリアルにやってる写真を見ると、もう満足感はけた違いなもんになります。

          ただ、写真が載ってるだけじゃなく、「これはこういう時代のこういうスタイルで…」って解説がついてるので、うんちく心も満たされるし。

           

          昔はこんな本探してもなかったし、あってもこんなわかりやすくてガーリーな物はなかった。

          女子的な目線で、こういう本が出るようになって、良い時代になったなあと思う。

          おうちにいながら、世界の、しかも今でない時代にまで行けた気持ちになれるなんてとっても素敵だ。

           

          紅茶と一緒に楽しんでほしい、タイムトラベル本のご紹介でしたー。

           

           

           

           

           

           


          熊本旅行 わるもん編

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            さて、熊本ではどこに行っても「くまもん」が散見された。

             

            看板に、グッズに、なんなら手作りのあみぐるみやら、手彫りの熊まで、「くまもん」。

            ホテルのラウンジにもでっかいくまもんのぬいぐるみが座り込んでて、時に景色を眺め、時にパソコンをいじり、あざといほど可愛さをあっぴーる。

            キャラグッズに揺らぐ心いっさい持ち合わせてないあたいもふらっと思わず買っちゃいたくなるサブリミナル効果だ。

             

            で、実は一つだけ買っちゃったのがこちら。

             

            えー。

             

            わるもん。

             

            阿蘇の天然水を使った強炭酸のお水で、炭酸がきっついので開封時に「悪さ」をするかもしんないから「わるもん。」。

            いなば、炭酸水大好物で、お気に入りのツートップはウィルキンソンと南アルプスのスパークリングレモンなわけだが、比べてどんな味かむらむら気になり、買ってしまったのだが。

             

            飲んでみたら。

             

            うーーーーーまーーーーーいーーーーーーー!!!!

             

            ウィルキンソンぐらい炭酸がきつめなんだけど、水本体がすんげえまろやかで癖がないので、飲み終わった後もう口の中になんも残らない感じ。ごくごく行けちゃう。でもしっかり炭酸ですっきりする。

            我々泊ったお宿は、水道水も全部この阿蘇の天然水で、蛇口から飲んだ水が全く癖というものがなくいなばは度肝を抜かれたのだが、そのまま飲んで美味いんだから、炭酸入れたらそりゃもっと美味くなるわけだ。

            夜に半分くらいグラスに入れて飲んで、残りを冷蔵庫にしまって翌朝また開けたけど、炭酸がっつり残ってた。

            良い仕事するなあ、このわるもん。

             

            感動しながら、朝ご飯を食べ、ふじことフロントでその日のドライブルートを教えてもらい、さてラウンジで時間をつぶしてる良人を回収、と思ったら。

            彼なりの朝時間を満喫してるメタボを視界に入れた途端、いなばとふじこちゃん、そろって膝から崩れ落ちたよ。

             

             

            …こんなあざとい真似ができるようになるなんて、悪い!悪すぎるよメタボ!!今誰よりわるもんだよあんた!!

            っていうか、兄弟?!

             

            どっちを連れて帰るか一瞬迷ったのはここだけの話ですよ、みなさん。

             

             

             

             


            熊本旅行 からの高千穂・天岩戸編

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              さて、熊本の阿蘇で温泉使ったいなば一味、翌日は車でお隣の宮崎県の、天岩戸神社がある高千穂に行くことにしたよ。

               

              「アマノイワトって何? いなばたん」

              「それはねえ、日本の一番偉いアマテラス様って女神さまがね、すげえ暴れん坊の弟がいてね」

              「へえ、アバレンボウ」

              「どれだけ暴れん坊かと言えば、いきなり馬をスレイ(虐殺)!」

              「エエ?!」

              「そしてその馬のデッドバディ(死体)を織女の小屋にスローイン(投げ込み)!!」

              「ハア?!」

              「ショックで織女がダイ(死亡)!! それでテラ様キレて、もうやってらんない!!つって、ケイブ(洞窟)の中に閉じこもっちゃったわけよ」

              「…その通りなんだけど、間違ってないけど、いなばたんの説明だとよりひどく聞こえるのは何故?」

              「英語に直してるからじゃない?」

              「そうなのか? そうなのかなあ?!」

               

              困惑するメタボとふじこをよそに、いなば話をさっくりまとめに入る。

               

              「それで、テラ様太陽神だから、太陽隠れちゃいろいろ差し障るんで、ほかの神様が相談した結果!!」

              「どうなったノ?」

              「踊りの上手なアマノウズメノミコトって女神さまが、ケイブの前でストリップダンスして、それを見ながらほかの神様みんなでぱーりーぱーりーよ!! それで、自分がいないのに何盛り上がってんのよ!? ってテラ様がケイブをちょっと開けたところで、力持ちの神様がその岩戸を投げ捨てて、あきらめてテラ様でて来て、ハッピーエンドってゆう」

              「…ぱーりーぱーりで?」

              「そう」

              「ストリップで?!」

              「そう!! そんなパワースポットが天岩戸よ。私この面白おかしくストリップダンスしてアマテラス様をおびきだしたアマノウズメノミコト様が個人的に大好きなので、ぜひ参りたい」

               

              そんなわけで、行ってきました。

              阿蘇から高千穂までは平日だったこともあって、道もそんなに混んでおらず素敵な山道をのんびりドライブできたわけですが、注意点が一つ。

              地震の影響で、工事してて通行止めになってるとこがあって、ナビが大困惑して土地勘ない我々ちょっと迷子になり申した。

              というわけで、阿蘇から高千穂まで行かれる方は、事前にルートを地元の人に聞いておいて、なんなら複数考えておくと良いと思います。

               

              そして、高千穂で行って良かったベスト3スポットが以下。

               

              えー、なんばー3、ぱんぱかぱーん!!

              高千穂がまだせ市場

              こちらには、肉の直売所併設の焼肉屋さん&ステーキ屋さんがあって、そこで地元高千穂牛が食べられます。

              おいっしいです!!

              いなばはロースステーキ食べましたが、見事なミディアムレアの焼き加減で、最高でありました。

              メタボはサーロインステーキ丼を食べましたが、アメリカ男のストライクゾーンど真ん中だったらしく、肉を追加で注文しておりました。

              地元の皮ごと食べられるキンカンがついてきたんですが、とろけるように甘かった。

              おきゃねに余裕のある人は200g頼むともうお大尽気分になれると思います。

              そして、市場に置いてあるお土産ものも充実してて、ハンドメイドの美味しい焼き菓子やパン、穀物に野菜に、お茶、天然のはちみつとうとう、色々お手頃価格であるのでちぇけらっちょ。

               

              続きまして、なんばー2、ぱっかぱかーん!!

              天岩戸神社東本宮

              こちらの神社、西本宮と東本宮あって、お土産屋さんや社務所等設備が充実してるのは西本宮さんの方なんだけど、あたいの好きなウズメノミコト様の像があって、音楽と一緒に回転してくださるのは、川渡った先の東本宮であります。

              こちら、ウズメ様の像があるのもキュートだけど、境内全体なんというか、まったく飾り立てられても豪華でもないのに、すごく自然であっさりでも品があり、なにより居心地の良い、ちょっとほかにない雰囲気の神社なのです。

              お気に入りの神社になると思うので、行ってみてね。

               

              最後、なんばー1、こちらはふじこちゃんの一押しです、ぱっぱーん!!!

              高千穂渓の貸しボート

              清い水と流れを愛するふじこちゃんは、スロベニアでもわざわざ渓谷行ったほど渓谷好き。今回も彼女のアツい希望により訪れてみた。

              そしたらまあ、この渓谷、すっげえきれえだった。あまりにも日本離れして綺麗で。

               

              「やばい、去年行ったスロベニアのヴィントガル渓谷と見分けがつかない…っていうか、脳がまとめてしまおうとしてる。もうこれ、ヴィントガルで良いんじゃね?」

              「しっかりしていなばたん! 別物だよ!! ヴィントガルはもうちょっと険しかったよ!!」

              「そうだっけ? でも水の透明度とか深さとかこんなもんじゃなかったっけ?」

              「それはそうだった…けど、違うから! 別物だから!!」

               

              いなばがまとめちゃいけないものをまとめようとするのを、必死で止めようとするふじこの苦労は、意外なとこで報われた。

               

              それが、くだんの貸しボート。

              駐車場から渓谷を階段で降りて、下にたどりつくと、30分2000円で三人乗りの貸しボートがある。ちなみにめっちゃ込んでて行列してたけど、ボート数多いし、皆30分で戻ってくるから待てばわりとすぐ乗れるのでのー心配。

              この。

              ボートが。

              今までの私のボート人生(意外にボート好きであちこちで乗ってる)で、一番素晴らしい眺めだった。

              何しろそそり立つ渓谷、頭上はるかに橋、岩肌から清水の滝、周りは青く透き通る水っていう、「何これ、インディジョーンズなの? 魔宮で聖戦しなきゃダメ?!」レベルの中に、自ら漕ぎいでて、周遊できちゃうのだ。

              めっちゃ楽しい。

              めっちゃキレイ。

              そして、空気も水も澄んでて、明らかにマイナスイオンがわっさわっさでてて、死ぬほど癒される。

              「ふじこちゃん…これはヴィントガルではないわ…、こんな素敵なアングルから、ここまで綺麗な景色は、あたいたち、見なかったわ…」

              「だから最初から違うと…、うん…そうやね…下から見るとすごいね…」

               

              ワンアンドオンリーな美風景のど真ん中に自分、というミラクル。行かない手はないと思います。

               

              それにしても、車で二時間くらいしか離れてない熊本と宮崎だけど、件跨いだら、全然空気も山の形も違って面白かった。

              熊本はなんかほんわり女性的で、宮崎はくっきり男性的な空気を私たち感じました。

              でも、どちらの県もすごく神々しくて、いるだけでありがたかった。

               


              熊本日記 眺めの良い庭編

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                さて、熊本は阿蘇の温泉旅館に一泊したいなばご一行。

                 

                そこは、かつて与謝野晶子と鉄幹夫婦が宿泊し、句を詠んだ老舗で、彼らの泊まったお部屋がそのまんま残ってる。

                いなば、与謝野晶子はすごく好きな歌人だ。

                なにしろ、

                 

                「柔肌の熱き血潮に触れもみでさみしからずや道を説く君」

                 

                と来て、

                 

                「その子はたちくしにながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」

                 

                と来て、

                 

                「ああ弟よ君を泣く、君死にたもうことなかれ」

                 

                と来ちゃうのだ。

                ものすげえロックだ。

                当時イケメンで女子人気高かった与謝野鉄幹をあまたの競争相手を蹴落とし妻から奪い取り、六男六女産んで、旦那が売れなくてくさってたらパリまで行かせてやったあげく、さみしくて子供を置いて追いかけちゃうとか。一人で百人分くらいのバイタリティーある。

                 

                夫婦の手書きの色紙が旅館に飾ってあったのだが、鉄幹の字がもう見るからにイケメンですごかった。晶子の字もたおやかに美しい。人柄を字で偲ぶ、というのをものすごく久しぶりにした。

                 

                彼らの泊った杉の間は、当時の面影そのままだが、他のお部屋は随時増改築とリニューアルがなされ、ふじこちゃんが取ってくれた我々のお部屋は、

                「一階の素敵なお庭に面した、デザイナーズルームでベッドのある和室だよ」

                と言われて、ワクワクして中に入ったら。

                 

                …素敵なお庭に面していたのだが、見事な駐車場ビュウだった。うん、どう頑張ってもどうしても、庭より何より駐車場が見えちゃう。

                 

                ちなみに、「私は二階の山が見えるお部屋にしたよ!」

                とワクワクしてたふじこちゃんのお部屋は。

                 

                …山も見えるんだが、そのど真ん中に向かいの古びたビルが立ってて、主にビルビュウ。

                 

                「ホームページの写真が、すごい良すぎたね…」

                「たぶん昔は周囲にそんなに建物もなくて、眺めも良かったんだろうけど、栄えちゃった結果普通の町中感出ちゃった的な」

                「館内自体はすごく雰囲気良いもんね」

                「うん、特に玄関周りから入ってきたところ圧巻」

                「あの与謝野晶子夫婦が泊ったお部屋のあたりとかね」

                 

                まあ温泉入って、夕飯食べたらもう外の景色なんかそんなに見ないし、最上階には眺めの良いバーがあってそこでまったりして部屋では主に寝るだけだったので、特に問題はなかったが、ちょっとだけがっかりはした。

                 

                翌朝、五時半に目覚めるまでは。

                 

                朝風呂済ませても、まだ早すぎて館内に人はほとんどおらず、静まり返ってる中を、いなば一人で散歩したのですよ。

                晶子達が泊った部屋も、鍵がかかってなくて、自由に見られるので、そこから朝の光がきらきらする庭を眺めてみた。

                 

                絶景だった。

                 

                ここ、宿で一番眺めの良い部屋だった。

                一番良いお庭に面し、一番日当たりも良く、一番出入り口にも行きやすければ、一番浴場にも近い。

                一番良い素材を作って、一番上等で、でも、それは85年前の一番良い部屋のままで。

                しっかりした鍵もなけりゃ、部屋付きのトイレも風呂もない、洗面台もないし、エアコンもたぶんない、現代のわれわれが快適に感じるプライバシーや気密性もない。

                 

                なぜなら、二人が泊った時のままだから。

                 

                ここに今のお客は泊まれない。だって、昔のままなんだもん。

                かといって、そこを改築して今のお客が泊まれるようにもなんない。だってこの部屋の価値は「昔のまま」なところにあるのだから。

                 

                なるほどなあ、といなば思った。

                あたいのお部屋の眺めがいまいちなのは、ここのお部屋のためなのね、と。

                この旅館はこの部屋の景色や配置を優先して、たぶん建物のつくりが決まっちゃってるんだ。

                ならそれでいいや、と思った。

                あたいが泊まる部屋が普通に素敵で、この部屋がなくなっちゃうより、駐車場ビュウな方が良い。

                自分の泊まる部屋が、一番素敵な眺めじゃなきゃいけないなんてことはないんだ。

                 

                この世に、素敵な眺めの、素敵なお部屋があるってことは、それだけで価値があることだ。

                 

                私がそこに泊まれるかどうかは、実際本当に、たいして問題じゃないなあと思えたのがすごい発見でした。

                 

                眺めの良い部屋に限らない、綺麗な服も、高い鞄も、スタイルの良い体も、秀でた何かの才能も、人に尊敬されるキャリアも、可愛い子供も、愛してくれる親さえも、ひょっとしたらそういうことなのかもしれない。

                私が持ってないことは、そんなに残酷なことでもみじめなことでもなくて、もしあるのを目にすることができたなら、それを幸せに思って、もうそれで十分なのかもしれない。

                 

                あの部屋に泊まりたくはないし、泊まれないけれど、あの部屋からあのお庭を見られて良かった。

                 

                 


                熊本旅行 阿蘇ー禁断の第三木曜日ー編

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                  いなば、デトックスのために数年牛肉をほぼ絶ってたのですが、最近多少ならOKが出ましたよ。

                   

                  (ちなみに、牛肉および、乳製品断ちは、私の肌には劇的に効きました。物心ついてからずっと悩まされてた背中の発疹や皮膚のかゆみ、肌の荒れがまるっと消えた。ちなみに調子こいて食べ過ぎると速攻悪化する。こんなに好きなのにこんなに合わないなんて)

                   

                  そこに、2chで「飯がうまい都道府県ランキング」を発見。

                  ざっとこんな感じ。

                   

                  SSS 北海道 新潟 山形 熊本 宮崎 鹿児島
                  SS 秋田 石川 高知 福岡 
                  S 岩手 宮城 富山 福井 和歌山 静岡 徳島 島根 広島 山口 大分 長崎 沖縄
                  A 長野 三重 兵庫 愛媛 香川

                   

                  これ見たら、もう、未踏のSSSに行くしかない!、手始めはあったかい南の熊本だぁ!と決めたわけです。

                  熊本と言えば馬刺し!、さらに温泉のある阿蘇には赤牛と言う赤みの多いヘルシーな牛肉もあるのだ!!

                  というわけで、旅友ふじこちゃんと良人メタボさんを率いて、初の熊本の地に降り立ったわけですが。

                   

                  えー。

                   

                  「こ、この地の山、いまだかつて見たことがない!!」

                  「なんか…不思議な形だよね? 思いがけないとこが平らにつながってる? 」

                  「あと、丸い。なんか丸い。そして、てっぺんが剥げてる(これは野焼きのせいだった)」

                   

                  結果、なんかガトーショコラとかティラミスとかスイーツみたいで、ほっこりやわらかあまやかな雰囲気に包まれてしまうのだった。

                   

                  さて、そんな甘くほんわりした雰囲気の道を一路我々が目指したのは阿蘇の内牧ってゆう町。

                  ここには赤牛を贅沢にどかっとのっけた赤牛丼が有名なお店があるので、わざわざ朝ご飯を控えて、空港から一直線に行ったら。

                   

                  町が…なんか静か?

                   

                  駐車場も車が1台しか止まってないし、遅めの13時45分着だから? と思いながら、店の前まで行ったら。

                   

                  「第三木曜日、定休日って書いてあるうううううう!!!」

                  「うそおお? 食べログでチェックしたときはそんな情報無かったよ?!」

                  「いやああ、お腹へったあ!! 向かいのカフェでとりあえずお茶…ってここもしまってるぅううう?」

                  「落ち着いて、いなばちゃんふじこちゃん、ちょっとそこらへんを見てみヨウ?」

                   

                  見た結果わかった。

                  内牧の第三木曜日、飲食店はほぼ全部休み。

                   

                  「どおおおおおしてよおおおおお!!! どっか一軒くらいあけとけば、良いビジネスなのにいいいいい?!」

                  「大丈夫だよいなばたん、来る途中で何件か焼肉屋さんがあったし、あっちで赤牛食べれば良いヨ!」

                  「待ってね待ってね、今調べるから。あ、ヒットした、ランキング高めの焼肉屋さんある」

                  「今もう14時近いけど、ランチまだやってんのかあああ?!」

                  「大丈夫! 焼き肉屋さんだし、15時までやってるって!」

                  「イコウ!!」

                   

                  行ってみた結果、もう店の前で全員orz。

                   

                  「定休日だああああ! もうここらへん一帯飲食店は全部第三木曜休業か!! コンビニすら見当たらないし、昼飯どうするようおうおうおう」

                  「いや、大丈夫、ここ来る手前に一軒だけ開いてる店あった」

                  「私も見てたヨ。車がパーキングに停まってたし、たぶんおいしい、そこにイコウ」

                   

                  取り乱すいなばを理系二人が整然となだめ、内牧界隈の第三木曜14時過ぎに唯一あいてた、創作和食料理、梅くらさんへ。

                   

                  ここがね。

                  大当たりでした。

                  お店の前に美しい水が滾々と湧き出て、緑の苔が青々と茂り、周囲の景色を見張らせる広い店内で出されるごはんは、何食べても美味しい。ちなみに赤牛もありました。

                  鶏の溶岩焼きと、食後のおはぎが特に美味しかったよ!

                   

                  あと、空腹で混乱の極みにありましたけど、内牧の赤牛丼のメッカいまきん食堂の駐車場隣にある八百屋さんは、フルーツが格安で売ってて、そこで数百円で買った苺と不知火もとっても美味でした。

                   

                  さらにさらに、実は熊本空港の三階のレストランエリアでは、ファイナルラストチャンススポットとして、いきなりステーキさんが赤牛を焼いてくれるし、その奥には地元の素材だけで作った「プレミアムバーガー」で赤牛が食べられます。

                  このプレミアムバーガー、単品で1000円近くするんだけど、すっごい牛の味するのにもたれなくて、レタスもトマトも卵も美味しければ、バンズもふわっさくっなので、小金があったら絶対に食べるべし。

                   

                  というわけで、救済措置は随所にある赤牛ですが。

                   

                  それでも言いたい。

                   

                  阿蘇の内牧の、第三木曜は大・大・大・大注意ですよ!!!!

                   

                   

                   

                   


                  地上の流れ星

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                    いなば、ふじこちゃんとメタボさんと休みがあったので、熊本まで旅行に行ってきましたよ。

                     

                    その日はすっげえ晴れて空気も澄んで、いなばの飛行機人生最高に下界が良く見えた。

                    窓にガブリ付きで、「うわあ、山の間に湖が見えて、水が青い! 行ってみたい!! けどどこだここ!!」とか興奮してたんだけど、そろそろ着陸するってんで、じわじわ地上に降下しだした時に気が付いた。

                     

                    あんまり上から見ると、見分けがつくのって、でっかい建物とか橋、広い道くらいなんですよね。

                    普通の民家だとくっついて見える。個体識別つかない。

                    なのにだ。

                     

                    車って、見えるんですね。

                     

                    「あれえ、なんでだろう。車って家より小さいよね、だいぶ小さいよね、なのになんで車はわかるんだべ…?」

                     

                    しばらく考えて、いなば、わかったんです。車がすっごい上からでもひとつひとつ見分けられる理由。

                     

                    えー。大事な要素が二つある。これはどっちが欠けてもダメなんだけど、

                     

                    1) 光ってて

                    2) 動いてる

                     

                    そう、光ってて動いてるとわかるの。

                    すっごい「いる!」ってわかるの。

                    でも止まってたらわかんないし、動いてても、光ってないとやっぱ周りのほかの光ってるものと溶け合って見分けらんないの。

                     

                    これ、すごい発見ですよ。主に見つけてもらう時の!

                     

                    ちなみに、光ってない人間はどこの高さからなら見つけられるだろうと思ったけど、相当市街地に近づいても、まだわかんなかった。

                    ようやく「あれ…人間か?」ってわかったのは、明らかに校庭だろうというスペースに、なんかゴマみたいに点々と黒い影があったから。たぶん動いてるはずなんだけど、人の動き程度だとゆっくりすぎて止まってる黒い点にしか見えない。

                    同じくテニスコートっぽいものの中にいるっぽい人もやっぱゴマ。

                    はっきり「これ人だな!」ってわかったのは、結局着陸直前の空港手前のゴルフ場からこっちを見上げてるゴルファーさんとキャディさんからだった。

                     

                    というわけでですね。

                     

                    神様が天にいるとしたら、たぶん見えるとこから救ったり願いを聞いたりしてくれるだろうから、くすんで、止まってたらあかん、見つけてもらえない。絶対に無理や。

                     

                    「光り」ながら「動く」、それも派手に。ど派手に。

                     

                    神でも人でも見つけてもらいたかったら、これです。

                     

                    ちなみに目立ちたくない控えめなあなたは、できるだけマットなファッションで静止するのが間違いないと思います。

                     

                    ということで、このおかざきななさん(6分30秒ぐらいから)は間違いなかった、と空の上から神様視点でしみじみしたいなばなのでした。まる。

                     

                     

                     


                    いなばとボイン

                    0

                      いなば、久しぶりに歯医者に行ったら、美人受付さんに泣きつかれたよ。

                       

                      「いなばさん! 私はいなばさんの旦那さんのような愛妻家と出会って結婚したいんですが、どうすればいいでしょう?!」

                       

                      いなば頭のてっぺんからつま先まで彼女をしげしげと見た。色白、大人しそうで、かわいらしい顔立ち、小柄で華奢なのに巨乳。うーん、これは。

                       

                      「あの…大変残念なお知らせですが、私の知ってる限り、愛妻家タイプの男性は、我儘で主張のきっつい女をなぜか好む傾向がありまして、あなた、我儘? 主張するタイプ?」

                      「いえ! どちらかと言えば尽くす方です」

                      「…それだと、愛妻家タイプはこねえなあ。むしろオラオラ系から需要あるんじゃ」

                      「そうなんです! 歴代彼氏は皆俺様系で! でも、私はいなばさんの旦那様の、メタボ様みたいな人に大事にされたい!」

                      「うーん、愛妻家タイプは無理だけど、オラオラ系を褒めて褒めて褒め倒して、うまいこと転がしていけば、結果的に愛妻家にはなるよ。褒めて育てれば?」

                      「私、褒めるのはちょっと…。なんか、がんばってる私を見て、相手も自然に頑張ってほしいんですよね」

                       

                      それは、男は全然楽しくない展開だから無理だよ。自分は一切頑張らないでいいから、褒めて褒めて、不自然に頑張ってもらった方が早いんだがなあ。っていうか。

                       

                      「うん、でね、ごめんね、こんな話してるけど、さっきから私、あなたのおっぱいしか見てない」

                      「っ!!」

                      「いやあ、目の前にたゆんたゆんしてるから。申し訳ないけど、あなたの話に集中するのすげえ大変」

                      「…私、実はもう一つ悩みがあって」

                      「なんだね」

                      「あの、ふつう彼とかからって名前を呼ばれるじゃないですか。でも、私、あだ名で呼ばれるんです」

                      「そりゃなんてあだ名で」

                       

                      声を一段小さくして、でもはっきりと彼女は言った。

                       

                      「おっぱいちゃん」

                       

                      そりゃダメだろう。

                       

                      「いや、ナイナイナイナイ、何その男、終わってる」

                      「ひどいですよね? だって、おっぱいは私じゃないのに、体の一部で呼ぶなんて…」

                       

                      ってゆうか、あなたもなぜそんな男と付き合っちゃったか。一発殴ってその場で別れなきゃいかん級のアウト行為でしょ。

                       

                      「うーん、最悪だけど、まあいっそ、彼のことをあなたがね、“おちんおちん君”って呼んだらどうかな? これならバカップルぽくなって和むかも。うん、おっぱいちゃんとおちんちん君、バランス良いぜ」

                      「そんな風に呼びたくありませぇん!!」

                       

                      良い案だと思ったんだけどな。

                       

                      しかし最初から最後までたゆんたゆんしてた彼女のおっぱいを思い出すと、なんかだんだん彼の気持ちもわかるような気になって、やっぱここは、「おちんちん君」がいいだろって気になったあたいは歯医者の後にジムに行って、迷わずまっすぐ使ういつものロッカーの前に立った。

                       

                      えー。

                       

                      数字に弱くて、いつもどのロッカー使ったかわからなくなって困ってたあたいが「この番号なら絶対わすれないから、空いてる限りかならずここ」と決めてるロッカーの番号。

                       

                      それは081本当にすみません。


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