近づくほど遠ざかる

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    息子はわりと以前から「逆子ちゃんですねー、でも、この週数ならくるくる回りますからねー」と言われる、型(骨盤)にハマりたがらない胎児であったわけです。

     

    それが

    「そろそろ頭が下になってくれないとスペースが狭くなって難しくなりますねー」

    になり

    「また逆子か…。でもまだまだ可能性はゼロではないですから…」

    になった挙句

    「うーん、次の健診で下になってくれてないと帝王切開の予定を入れないといけなくなりますねー」

    からの

    「はい、逆子ちゃんですね、では予定を入れましょう。えー、1月25日と26日でしたらどちらがいいですか?」

     

    マジか。

     

    予定日2月8日なのに、二週間も早く取り出されるとかちょっと待ってちょっと待って、心の準備ゼロよ。

     

    「手術の予約は早めに入れないと取れなくなるので手配しますが、一応直前までチェックして、もし逆子治っていたらキャンセルになりますから」

     

    とは言われたけれど、調べると、

     

    1))95パーセントの赤ちゃんは、産まれる直前にはだいたいは逆子治るらしい。とはいえ、産まれる2週間前に取り出しプレイだと、まだ余裕あると思ってスタンバってない可能性あるよなあ。

     

    2)だいたいにおいて、自然に逆子治らない子は、首にへその緒巻いてたり、胎盤の位置的に難しかったりで、産んでみたら帝王切開がベストな産まれ方だったケース多い。

     

    3)とゆうことで、今あたいにできることはと言えば、お灸(温めると動く場合もあるらしい)と説得くらい。

    (逆子体操っていう遠回しな物理的アプローチもあるが、まれにへその緒が絡まる事例もあるため、我が産院では勧めてない)

     

    「おーい、下はこっちだよー、こっちが頭だよー」

    「頭を回転するのはとっても楽しいみたいダヨ!」

    「2月8日まで時間あると思ってるかもしんないけど、もうないよー」

    「回転するなら今ヨ!!」

    「最終的には好きにすりゃいいけど、下から産まれるといろいろお得なことあるらしいよー」

    「ソウヨーー、トンネルくぐるみたいできっと楽しいヨ!」

     

    夫婦で必死の説得してみた。

     

    結果。

     

    息子は動いた。確かに動いた。夜中思わずいなばが「ぬおおおおおおお! なんじゃごりゃあああああ!!」と絶叫するくらいのぐねりっぷりで、ぐののののん!となんかやって。

    そんでもって検診の時言われたのが、

     

    「頭の位置が、左下から右下になってますね。それで背中が下。横に寝転がってる状態で、つまり、逆子です」

     

    左右反転してた。

     

    回転した努力は認めるんだけど、そうじゃない。そうじゃなかった。

     

    鍼灸師のさとたんが話を聞いてうちにきてくれて、

     

    「よし! ちょっとハードにお灸するわよ!! いいわね!!」

    「よろしくお願いしまっす! って、あぢいいいいいい、あっづいいいいいいい!! いだああああい!!!」

    「まだまだ行くわよ!!」

    「ああああありがとおおおう!!! あっづうううううううう!!!」

     

    久しぶりに、ひねった極小のもぐさをじかに肌において焼き切る「点灸」(すんげえ熱いけど効き目もすごい)というのを何壮も何壮もよりにもよって足の爪の際っていうめっちゃ敏感な場所にやってもらった。

     

    結果。

     

    息子は動いた。すごい勢いで動いた。プロがすえるお灸パねえ。

    あまりの動きっぷりに、肋骨がきしみ、胃がミリミリ痛んでで、ちょうど晩飯時にかちあったいなばは、腹が減ってて飯は食いたいのに胃が物理的に激痛で「いだあああああい、バクバク」「いっだあああああい! モグモグモグ」って叫びながら飯を食う羽目になり、隣のメタボどんびき。あとにすりゃいいじゃんと思われるかもしんないが、妊娠糖尿病で食う時間決まってるんで、ズラせないわけで。とにかくこれは動いた! 結果胃を蹴られてるんだ!と思って激痛だけど嬉しかったいなば、その次の健診でこう言われた。

     

    「頭の位置が右上に来てますね。骨盤位の第一位、つまり逆子です」

     

    今度は上下反転してた。

     

    なんでどんどん骨盤から遠ざかる方に頭寄せてってんだ息子ぉおおおおお!!!

    ってか、あの胃と肋骨の痛みは、蹴りじゃなくて、頭突き?

    言われて臍の右横あたりを触ってみると手のひら大の丸い塊が。うん…こりゃ足じゃない、頭蓋骨だ。

     

    なんてこった。あんなに熱痛い思いをして、母息子鍼灸師三位一体でがんばった結果が、むしろゴールから遠ざかってるなんて。

     

    白目をむいて呆然としながら、気づいたらいなば、初めてそれとわかって触れる息子の頭を、腹肉越しに撫で繰り回してた。

     

    「ヨシヨシヨー、ヨシヨシヨー」と、メタボをかき撫でる際言う決め台詞を壊れたラジオのように繰り返しながら。

     

    隣で見ていたメタボ、

    「良かったねえ、息子たん、いなばちゃんのヨシヨシヨーはちょーハッピーだもんネエ、産まれる前からヨシヨシヨーしてもらえるなんて、ラッキーだネエ」

    とにっこにこ。

     

    …まあたしかに。

    臨月逆子じゃないとできないプレイなのは間違いない。

    ふつうこのサイズの頭蓋骨はもう骨盤にハマってて、手が届かないもんな。

    そうやって考えると悪いことばっかじゃねえな、逆子。

     

    そうだ。逆子で帝王切開でよかったことを調べてみよう。逆に。

    思いたち、ネットや友人にあたってみたら、出てくる出てくるメリットが。

    個人的に「そりゃナイス」と思ったベスト3がこちらです。

     

    3位!

    最初から計画的に入院させられるので、いきなり破水や陣痛とかでパニックにならず、余裕をもって準備できる。あら助かる。

     

    2位!!

    おみゃんこ周辺はノーダメージなので、産んだ直後から大小心おきなく滞りなくいたせる。まあ素敵。

     

    ちなみに番外で、「出産費用が保険適用されるので、意外に自然分娩より安い」なんて豆知識もあったけど、いなばがこれが一番!!と思った最大のメリットがこちら。

     

    1位!!!!!

    最初から希望が通らないことで、その後の育児の思い通りにならないことが受け入れやすい。まったくだぁ!!!

     

    いなばついつい放っておくと、分不相応に理想を高めにもっちゃって、自分と身内の首を絞める癖がなきにしもあらずなので、最初から諦めってめっちゃ良いソリューションと思ったわけです。

    ってなわけで、来週金曜以降、更新がもしなかったら、かなりの確率で私は幸せに諦めたものと思って、皆さま喜んでやってくださいませ。

     

     

     

     


    歩こう歩こう私は妊婦

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      いなば妊娠してびっくりしたのが、とにかくやたらと足がつること。

      夜すやすや寝ていたら、いきなり足がグイグイつって、悶絶もんの痛みに「ギャア!」と叫んで飛び起きる、みたいなことが日常茶飯事になった。

      何回か繰り返すうちにコツを2つつかんだよ。

       

      1)不用意に伸びをしない。伸びるとつるので、いつも足を緩くまげて置くと安心。

      2)それでもつったら速攻ベッドを降りて、歩く。手で揉んだり伸ばしたりするよりはるかに効率よく無理やり歩くと治る。

       

      そんなわけで、ベッドサイドに「いなばすぐ降りて歩き回れるスペース」をメタボさんが毎晩確保してくれるようになった。

      いやマジ、ないと取り乱すレベル。でもあればなんとかなるんだからまあいいや、と思ってたら、ある晩事件が起きた。

       

      足がつるって、別名こむら返り、ですよね。

      こむら=腓=ふくらはぎ、つまり、ふくらはぎがピッキピキ過剰に収縮してしぬぅ!ってなることだと思うじゃないっすか。

      なのにその夜つったのは、こむらじゃなかった。

      脛だった。すねがえりだ。すねってふくらはぎに比べてゆとりがない設計なので、ひとたびつると、マックス収縮痛みまで駆け上がるのが早い。

      その上、想定外の方向でつってるので混乱して、痛み倍増取り乱し倍増。いなば絶叫。

      ふつうかかとを前方に押し出すと治りやすいんだけど、脛でそれやるとむしろ痛くなる。まじか。まじか。まじなのか。

       

      結局、歩いたら治った。

       

      治ったけど、こんなこと起きるの?!ってしばらく呆然としてた。

       

      でも、そんなの生ぬるかった。その数日後、いなばは「嘘でしょおおおおおお!!!」と叫ぶ羽目になった。

      足がつった。そりゃもういつものことだけど、同時多発つりだった。

      つまり、脛と腓の両側が一気につったのである。

      意味わかんない。それぞれ引っ張り合ってんだからどっちかは治ってもよさそうなもんなのに、頑固に両方ともギュンギュン収縮して、もうパニック。

      ふくらはぎ直そうとかかとを前に押し出すとすねが倍痛む。それでとっさにすね直そうとつま先を伸ばせばふくらはぎが勢いを増して痛みドン倍。行くも帰るも地獄。マジ嫁と母の間で立ち尽くす夫の気持ちわかる一瞬。

       

      結局、歩いたら治った。

       

      治ったけど、こんなこと起きていいのか?!って、しばらく白目むいてた。

       

      けど、これも最終地点じゃなかったんすよ。36週、妊娠10か月を迎えた昨日、マジ本当に想像だにしなかったことが起きた。

      いなば、あぐらをかいて座ってたんですよ。そしたらね、足が痺れたの。

      足が痺れる、あるある。最初感覚なくて、だんだん痺れだすあれ。まいったねーと思って足崩した瞬間気づいた。

      つってる。

      ええええええ? 痺れてるのにつってる? しかも進行形でどんどんつりがひどくなってる?! 痺れてるのに痛い!! 痛いけど痺れてるから感覚なくて上手に動かせない。無理やり歩こうとすると痺れが邪魔して歩けない、こむら返りが治せないよ?!!!!

       

      結局、痺れが麻痺状態からビリビリ状態になった瞬間強引に歩き回ったら治った。

       

      治ったけど、治ったけどさあ? ビリビリしながらつって痛いって、もう意味わかんないよ。ふつうその二つ混ぜないよねって感覚が同時に来るエクストリーム体験極まりすぎて、もう口からよだれが垂れるほど放心した。

       

      それにしても、最終的にすべてを解決した「歩く」ってすげえ。とりあえず、これから何か辛いことや絶対解決できない!!って思うことがあったら歩こうと心に決めた臨月。そう、手近そうなところだと、夜泣きする赤ん坊とか。

       

       


      2017年買ってよかった物ベスト3

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        毎年自分の覚書的に書いてる「いなば的買ってよかったものリスト」、2017年分も書き記しておこうと思います。

         

        今年は地味で地味で血反吐をはきそうに地味だけれど、すっげえすっげえ生活が楽になった珠玉の厳選アイテムです。

         

        ランキングナンバー3

        えー。

         

         

        トイレットペーパー三倍長持ちロール。

        いなば、トイレットペーパーの芯取り換えるのがすんげえ嫌いなんすけどね。

        メタボがわりと大胆に使う方だし、私も頻尿だしで、すぐなくなる我が家のトイレットペーパー、芯そろそろ替えなきゃいけないけどまだいいだろうまだいいだろうと後回しにして、ある日紙が切れてて、中腰で交換! ああもう死ぬほど面倒!! と言うルーティンが、これ買ったら激減したのですよ!!

        たいしたことないだろうと思われたあなた、買ってみてください。

        試してみてください。

        人生のストレスが確実に2%、生活から消えるありがたみをとくと味わってください。

        あと、地味に置き場所が空くのも嬉しい。狭い賃貸の収納でテトリスみたいに苦労してぎゅうぎゅう詰めなくても良い幸せ、それ考えると消えたストレスは3%だなこりゃ。

         

        ランキングナンバー2

        あー。

         

         

        歯ブラシって、どんくらいの頻度で変えてます?

        いなば、一か月に一回のペースで替えるのが理想的って聞いてはいたけど、今までずっとそれを守れてなかった。

        この、タフト24、10本セットに会うまでは。

        最初、行きつけの歯医者さんでサンプルでもらったんですけど、このひと使い心地が絶妙なんですよ。ものすごく突出して凄いイイってことはないんだけど、悪いとこ一個もない。普通に磨いたら、ちゃんと磨いた分だけ綺麗にしてくれるの。

        そんでもって、お値段が100円ちょい。

        とゆうことはだ。惜しげもなくひと月たったらぽーい!と使い捨てられる。

        いなばは10本セットで買っといて、月がかわると古いのを掃除用におろして、新しいのを棚から出す、と言うのをするようになったら、すっごい楽ちんになりました。

        今までは300円以上するこだわりのヤツを、ドラッグストアで思い出したタイミングで買ってたんですね。で、毎回思い出すのだりいな、薬局行くの面倒だなぁ、しかも地味にたけえなあって軽いストレスだったのが全部消えた。

        人生のストレスが、さらに2%くらい減って、歯と歯茎の健康は20%くらい増す、そんな神アイテムです。

         

        そんでもって最後、ランキングNo.1

        これっきゃない

         

         

        マキタのコードレス掃除機!!

        最初にゆっとくなら、吸引力は弱いっす。通常の掃除機の7割くらいの力かなあ。

        でもね、取り出してかけられる簡単さと来た日にゃあ、通常の掃除機の10倍楽。

        出しっぱなしで立てかけておいた壁から手に取る1秒、スイッチ押してもうかけられる2秒。

        吸引力は弱いよ? でも、なんべんもかけたら取れるから、たいていのゴミは。

        いなばは、だいたい朝起きぬけに部屋の隅にわだかまってるほこりをとり、お料理して床に落とした細かいキッチンのごみをとり、ついでに洗面所とトイレの床の抜け毛吸い取って、毎日それだけで家がすっげえきれえになった感動に打ち震えるのであります。

        なんかこぼしたり落としてもすぐ吸い取れるから、自分や家族の不始末に腹立ちが減る(またものをこぼしやすい夫婦なんすよ)のも地味にありがたい。我が家では聖剣「エクスカリバー」と呼ばれております。

        なんでも売ってるけど遠くて営業時間が限られてるスーパー=通常の掃除機、とするなら、このマキタのコードレスはいつでも開いてて、その時必要なものが必ずある近所のコンビニって感じです。

        綺麗好きで粗忽な面倒くさがりは必携。

         

         

         

         

         


        英対丁

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          新年あけましておめでとうございますー。

          皆さまいかがおすごしでしょうか。

          メタボさんと私は、大晦日からの大喧嘩を新年まで持ち越し、元旦の日に過去最大級の夫婦喧嘩に発展。結果、

           

          1)メタボがキレて、アンティークの椅子を同じくアンティークのダイニングテーブルに叩きつけて破壊

           

          2)壊れ方が甘くてゴミ袋に収まりきれないことにキレたいなば(妊娠9か月)がベランダの床に叩きつけて止めを刺して全壊

           

          3)メタボ自分のしたことにショックを受け、号泣しながら腹の子に詫びつつ鼻血を出す

           

          と言う未曽有の大惨事で2018年がスタート。

           

          何が凄いって、イギリス製のアンティーク椅子はメタ撃により長い命をまさかこんな最期で終えたわけですが、ぶちつけられた方のデンマークのアンティーク机、びくともしなかった。

          やっぱ家具は北欧だねえ。

          ご先祖のバイキングが、頑丈な船作ってそれで各地を蹂躙して回っただけあって、強さパない。

           

          え? 喧嘩の理由っすか?

          お正月だからと大晦日ちらし寿司を張り切って作ったいなばが、汁物まで手が回らず、メタボにインスタントのお吸い物お使いに行ってもらったら、事前にグーグルで画像検索までして例を見せたのに、やろう、よりにもよって「三河岡崎本場の味 八丁味噌のお味噌汁 フリーズドライ」買って来やがったから。

           

          味噌汁なだけでも腹立たしいのに、三河岡崎本場の味って。

           

          ぷっつりキレたいなば、責めて責めて責めて責めて責め続けて。

          謝られても謝り方に納得行かなくてなお責めて。

          最後に発狂して「生まれてこなきゃよかった、しんでやるう!!」って叫んだせいです。

           

          今読み返すとこりゃ完全に私が悪いっすね。

           

          ふだんだったらもちろんここまでこじれないんですが、何しろ高齢妊娠9か月ストレスマックスのあたいも、激務の会社に転職2か月ストレスフルスロットルのメタボも、もうすぐ赤ちゃん生まれてくるプレッシャーでとても正気じゃいられやしなかった。

          椅子大破させて叫び尽くして発散したおかげか、一晩たって今日は仲治りして、二人で初詣に行ったよ。

          そんでもって、氏神様で恒例のおみくじ引いたら、出てきたのが、

           

          いなば: 小吉ーとにかく謙虚、いつでも謙虚、自分の思い通りにしようと一切しなければなんとかなる

          メタボ:大吉ー何があっても動揺せずに、冷静さを保て、そうすれば万事うまく行く

           

          …神様ちゃんと見てるぅ、と二人でがっくり肩を落として反省したのでありました。

           

          ちなみに一番最強は誰かと言えば、こんだけの大騒ぎを両親がしてるのにもかかわらず、びくともせず逆子を貫いている腹の中の我が子。

          自分をしっかり持ってるのはありがたいんだけど、そろそろ回転してくれねえと、帝王切開になっちゃうよ。

           

          頼むよもう。

           

           

           

           

           


          困ったときのハム頼み

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            いなば腹がでっかくなって、1)物理的にかさばっておんもを移動しづらい、2)物理的に臓物の中がかさばって消化がしづらい、の理由により、クリスマスに外食はちょいと無理な感じだった。

             

            とはいえごちそう食べたい。

             

            だけれど本格的なお料理しんどい。

             

            「どうする? チキンかビーフでもローストすル?」

             

            クリスマス前にメタボに聞かれたが、どっちも付け合わせやら前菜やらスープやら考えると気が遠くなる。

            なんかこうもっと簡単に、クリスマスっぽく美味いものはねーのか。というか、そういえば。

             

            「メタボさんクリスマスってアメリカじゃ実際何食べるわけ? そんなすごい料理しないでしょあなたたち」

            「南部はハムステーキだネ!! 貧乏でハムも買えない人達はチキン!!」

             

            貧乏だとチキン…、そりゃ衝撃の新事実。

             

            「ハムステーキ、楽でイイね!!」

            「リンゴをソースにしたり、シナモンふってバターソテーして載せて食べるヨ!!」

            「何それ、めっちゃ美味そうな上にも、クリスマスっぽい!! ちなみにサイドディッシュは何食べるの?」

            「超簡単だ。マカロニチーズだ。インスタントのヤツ売ってル」

             

            最高じゃないか!!!

             

            ってなわけで今年のクリスマスは

            こういうの買って

             

             

             

            厚切って焼いてシナモンふってバターソテーしたリンゴ(うちにあった)を乗せ、さらに買っておいたこれを

             

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            クラフト マカロニ&チーズ チーゼストオリジナル 206g
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            インスタントに作り上げて隣にのせたら出来上がり。美味い。比較的安い。なのにクリスマスっぽいの三つの条件を一瞬でクリアする夢のディナーとなりました。

            お客さん来たら出してもいいくらい、見栄えがイイ上に失敗がないんで、クリスマス以外でもお勧めであります。冬はシナモンとリンゴがうまいもんね。

             

            そして、明日はお正月と言う今日。お節を「糖分が多いので控えてください」と栄養士に指導された妊娠糖尿病のあたい、でもやっぱちょっとはごちそう食べたい。

             

            だけれど本格的なお料理しんどい。

             

            「どうする? 冷凍パイシートあるから、キッシュでも焼くカ?」

             

            粉もの好きのメタボに聞かれたが、もうちょっと正月っぽくなおかつがっつりしたもの食いたい。

            少しお節っぽさもあるような。日持ちもして、肉肉しくって、そう、例えばこんな。

             

            「こないだギリギリ姉ちゃんのおうちにお呼ばれしたときに、食べさせてもらったフィンランドのクリスマス用ハムがくっそ美味かったんだよね」

            「そうなんダ?」

            「日持ちもするし、ゴージャス感もあるし、材料も少なくて、そんなに作るの難しくないらしいからちょっとこれ作ってくださる? あ、ギリ姉ちゃんレシピだと、マスタードにはちみつを入れるのが美味しさのコツだから、そこんとこ気を付けて」

             

            ってんで、メタボさんにお願いしたレシピのリンクがこちら。

             

            http://www.aikapaikka.com/2013/12/how-to-cook-joulukinkku/

             

            先ほどオーブンから焼きあがったんですが、一口食べたら悶絶なみだもんの美味さでありました。

            しかもすっげえ見栄えがイイ。ごちそう感ありあり。これがあれば、お節のないお正月を豊かな気持ちで過ごせそうだ!といなば安心した大晦日の昼過ぎ。

            ほっとして、ちょっとネットチェックしたら、こんなニュースが飛び込んできたよ。

             

            「ハムをよこせ!」 年末年始の伝統食材不足でベネズエラ国民が抗議

             

            去年までのあたいなら、「ハムがないなら鳥でも魚でも食えばいーじゃん」とか思ったろうけれど。

            今年のクリスマスと新年をハムで幸せに解決した今となっては、めっちゃ共感、すげえ同情、クリスマスも新年もハムがないなんて!!酷い!!!!と思わずもらい怒りに震えた。

             

            ベネズエラの皆さんに、ハムが届く2018年になりますように、と祈る2017年最終日になるとは思いもしなかったなあ。

             

            さてさて、今年はあんまり更新も多くないし、そんなに笑える日記もなかった枕ですが、読んでくださった皆様本当にありがとうございます。

            来年もどうぞ、いなばと枕とハムを、どうぞよろしくお願いいたします。

             

             

             

             

             

             

             

             


            幸くあれて

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              メタボさんの外資金融ハードモード生活も二か月目を終えました。

               

              現在平均帰宅時間は20時。普通の日本人男子ならむしろ早いぐらいなんだが、メタボは今まで17時半には帰宅してたアメリカ人な上にも、一日10時間寝ないと元気が出ないロングスリーパー。

              今はまだ新入社員枠で仕事もやや楽、帰宅も早めだけど、もうあとひと月もしたら仕事も本格化して負担はマシマシ!間違いナシ!なのに、息子も生まれてくるとゆう。

               

              すでに今の時点で帰ったら飯食って風呂入って雑談したらもう寝るだけとゆう、自分の時間が一切ない暮らしに、とうとう本日メタボがキレましたよ。

               

              「もうこんなキツキツの生活辛いヨ!!!!」

               

              気持ちはわかる。

              痛いほどわかる。わかるがあたいも9か月の妊婦でお腹キツキツ。食事や家事や赤ちゃん迎える準備は全部あたいやってるけど、仕事や睡眠時間を動かすのはどうにもしてやれねえ。

              とりあえず。

               

              「メタボさんは何が嫌なの? どうしたいの?」

               

              聞いてみたけど燃え尽きたジョーのようにうつむくばかり。駄目だこりゃ。疲れすぎの回りすぎる頭で、フル回転で悪いこととできないことをエンドレス演算してるぞ。

               

              「じゃさ、紙にさ、平日と週末の自分の時間割書いて、やりたいこととか減らしたいこととか書きこんでみたらどうかな? 何か見えてくるかもしれないよ」

               

              ってんで、メタボに紙とペン持たせて、隣であたいはおもむろにパソコンを開き、アマゾンで凄い勢いで選び始めたよ。

               

              えー。

               

              紙皿。

               

              駄目だこりゃ駄目だこりゃ、アラフォー高齢初出産後の良人の家事サポート想定以上に期待できないどころかむしろ良人がフルサポート必要だ。

              買い物は生協で、掃除はルンバで、洗濯は全自動乾燥機付き洗濯機でなんとかなっけど、皿洗いだけは!

              食洗器がだいどこの蛇口の形状が悪くて導入できなかった我が家において、懸念事項として残ってた皿洗い問題だったけど、潔く「全部使い捨て皿」で解決しよう、飯がまずくなるからやだったけど、もうしょうがない!!!

              えーと、大き目で汁物もイケて水も油も漏れなくてそんなに高くないやつはどれだあ?!

               

              あったあ!!!!

               

              レビューも平均4.6で上々だぞ、えーなになに。

              「大人数のBBQにもってこい」

              いいじゃん!

              「定例会の鍋物のあとすぐ帰れます」

              最高じゃん!

              「社畜にはもってこいの品」

              …ちょっと待て。

               

              "ブラック企業で働いているので、毎晩遅くに帰宅します。
              疲れてすぐに寝てしまいますが、朝ごはんを食べずに出勤はまずい。
              しかし、一人暮らしで皿の数が少なく、毎回洗わなくてはならないのが面倒。
              そこで、こいつを購入。
              洗わずにポイポイ捨てればいいだけなので非常に楽。
              シリアル食ってポイシリアル食ってポイの毎日。
              おかげで楽にはなりましたが、日々が虚しい。

              しにたい"

               

              どうしよう。

              すっごい使い勝手良さそうだけど、これを使い勝手良く使いこなしたら、なんかすごく良くない気がするの、あたいだけ?

               

              さらに背筋が冷たくなるのが、続く「52人のお客様がこれが役に立ったと考えています.」と言う一文。役たったの? どう役に立てたの? ねえ?!

               

              最後にレビューを書いた人のペンネーム見て、いなば思わず喉から「ひっ!!」って悲鳴あげたよ。

              だって、だって、そのペンネームってば、

               

              「外資系ホームレス」さんて。

               

              …隣をちらっとみたら、頭を掻きむしりながら紙に色々書きこんであーでもないこうでもないと苦悩している良人=「外資系家庭あり」さん。

               

              うううううううん、ってゆうか、この人ほかにどんなレビュー書いてるんだろう、と思って見てみたけれど、43レビューして、1717参考になったクリックもらってることしかamazon上では出てこない。

              思わずググったら、なんと、彼のことを調べた「まとめ」ができてた。

               

              それ読んでいなば、叫んでた。「のおおおおおお!!!」って。それとだいたい同じタイミングでメタボが「書けタヨ!! よし、わかったこうしよういなばちゃん!!」って叫んだ。

               

              「え、あ、ああ、書けたのね。どんな感じ?」

              「ウン、書きだしてわかったノハ、私が今辛いのは仕事時間長すぎ、大変すぎ、なのにいろんなやらなきゃいけないタスクが山積みで全然片づけられないからダ。だから、なんとか頑張って家に帰る時間を30分早めル!! それで食事とお風呂の時間を短くして、毎日1時間、タスクを片づける時間を作ることにすれば少し楽になると思うんダ!!」

              「やめてええええええ!!」

              「エエ?」

              「いや、あのね、早く帰る努力は素晴らしいと思うし、時間を1時間ねん出するのは良いと思う。思うけど、それは遊びとかリラックスに使って欲しい!! タスクとか義務とかそういうんではなく!!!」

              「ナゼ?」

              「まず、このアマゾンレビューを読んでください」

               

              「……ヤバいネ」

               

              「うん、で私この人の更なる情報を求めた結果、3つのことがわかりました」

              「ナニ?」

               

              1)彼は26歳、外資系ブラック企業勤務の社畜で、毎日終電で帰宅

              2)朝になったら「死んでいますように」と願う日々

              3)彼のレビュー書き込みは、2015年10月のシングルベッドのレビューが最後

               

              「NOOOOOOOOOOOOOOOO?!」

              「ヤバいでしょヤバいでしょやっばいでしょ?! 駄目だあ!!! 働くことを優先して効率よくしすぎちゃ駄目駄目だあ!! 遊ぼう、とりあえず義務とかタスクとか将来のためとかさておいて、遊ばないと、なんかしたいことないのメタボさん、このせっかくのお正月休みに!!」

               

              胸倉つかまんばかりに詰め寄った妻に、メタボはほっぺをちょっと赤くしてこう言ったよ。

               

              「実は、銀座のローズベーカリーのアフタヌーンティーが食べたいヨ。でも、太るから我慢してたヨ?」

               

              よし行こう!!

              就職してからこっち、仕事のプレッシャーで体重減ってたから、ドンとこいだメタボ、行くぞお!!!

              久しぶりに二人でおでかけして美味しいもんモリモリ食ったら、メタボ凄い久しぶりに見るようなリラックスした幸せそうな顔になってた。

               

              外資系ホームレスさんも、仕事止めて南の島とかに移住でもしたりとか、ネットも使わないぐらいのんびり暮らしてるといいなあ、とその顔見て不肖いなば思った。

              たった8行で、これだけインパクトのある、自己紹介と現状報告となおかつ完璧な商品レビューを兼ねた文章を書けるような頭のいい、ついでにいうならその暮らしをしていてなお42レビューも書いちゃうくらい面倒見の良い人なんだから、きっとそうなっててほしいなあと思ったよ。

               

              ちなみに、紙皿は買ったけど、お勧めされたのとは違うヤツにしました。いや。うん。なんかね。

               

               

               

               

               

               

               

               

               


              最終兵器○○○○

              0

                いなば、妊娠後期に入ったら、体がむくむわ重いわ酸欠だわ胃が痛いわ指がしびれるわ寝がえりもうてねーわ、ローリングトルネード逆子胎動がほぼ内側からのDVだわで、ドン引きの日々であります。

                 

                これはもう、マタニティマッサージで癒されるしかない、ということでまたしても精霊系のセラピストさんのいるチャハヤインダさんにお邪魔したよ。

                 

                「今回は、妊婦さんでも安心してはいていただけるように5Lサイズの紙パンツを試しに準備してみたので、はいてみてくださいー」

                「5L! そんなサイズあんだ!! ってゆうか自分がその5Lってことに震える。2L、3Lどころのレベルじゃない、5L…、いや、いくらなんでもブカブカでしょう」

                 

                結論。ぴったりでした。気遣い以上の何かに泣けた瞬間。

                 

                さて、マッサージしてもらいながら、健康に良いグッズやメソッドの話になって。

                 

                「いなばさん、膣トレってご存知ですか?」

                「あぁ、知ってます。本読みました。あと5年若かったらハマってたろうなーって感じ」

                「私も友達に勧められて本読んだんですよ。なかなか効きそうな感じはしますよねえ」

                 

                それなんだけどな。

                 

                「…トレーニングが悪いとは思わんのですがね、いかんせん気を付けたいのが、日本人の普通の働く殿方のてぃんこって、そもそもそんな強くない」

                「ああ!」

                「そこに、みゃんこをトレーニングした日にゃあ、ますます男女の溝が開いて、もうせっくすどころじゃなくなるんじゃ…。うん、なんかね、やっぱりありのままのてぃんことみゃんこをいっしょに鍛えあうのが良いんじゃないかなって」

                「…すごく良くわかります」

                 

                「そもそもおてぃんこって、罪のないもんじゃないっすか」

                 

                「はあ?」

                「私、妊娠して、買い物大変になったから、アマゾンプライムに加入したんすよ。そしたら、アマゾンビデオってのがみられるようになって、ダウンタウンの松ちゃんがプロデュースする、"笑ってはいけない"のさらに上を行く実験的な番組があって」

                「はいはい」

                「それでね、プロの芸人が自分は笑わず、他人を笑わせ、最後まで生き残ったら一千万円の賞金、て設定だったんすけど、私、この番組を見て男の人と言うものの神髄がつくずくわかりました」

                「それはどんな?」

                 

                「最終的にはてぃんこで解決」

                 

                「は?!」

                「なんかね、結局笑わせよう笑わせようと色々考えて究極のところで煮詰まったとき、てぃんこを出せば笑っちゃうんですよ。そんでもってあいつらはてぃんこを出すのになんのためらいもない。そして見事にその期待にこたえて、笑わせるてぃんこ! そやって考えるとてぃんこすごくないっすか? みゃんこ出しても全然面白くない。いやらしいだけで笑えない。なのに、てぃんこって笑えるんすよ!!!」

                「あああ、確かに」

                 

                そのような、罪もなけりゃぁ悩みもないてぃんこに対してできることは、やっぱみゃんこを鍛えることでなく、出し入れしてやることだけのような気がします。

                 

                「それにしても、あの番組見て私はしみじみと理解しましたね」

                「何をですか?」

                「お笑い芸人て、要は現代日本社会に洗脳されることができなかった、いわば子供のまんまで大人になっちゃったピュアな日本人男子の原型だと思うんです。そんでもって、やつらの最終兵器は、てぃんこ」

                「ふふっ、本当そうですね!」

                「そして、これから私が生みだして育てる息子は男…、つまり彼の最終兵器は、てぃんこだぁ!!」

                 

                爆笑しながらも、妊婦をあぶらで揉む手を止めなかったオーナーセラピストさんはプロだな、と思いました。

                 

                ちなみにかつていなばがうっかり最大限に面白いことをゆって、心ならずも吹き出してしまったフェルデンクライスメソッド(ものすごく繊細さが要求される手技)の先生は、その瞬間両手をばっと 万歳の形にして緊急避難してたっけな。あれもまたプロだな、と。

                 

                あれ? あたい、自分のトリートメントの邪魔を自らしてる?!と今この瞬間気づいたけれど、笑わせられたら勝ちだと思う、私の心にあるこの熱い塊は、てぃんこなのかもしんない。

                 

                 

                 

                 


                最近発見したこと

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                  ちっすって、正面から唇と唇を合わせてするじゃないっすか。

                   

                  あれをね。

                   

                  1)真横に並んでほっぺとほっぺをお互いに必死でつぶしあう勢いでくっつけながら

                  2)なおかつ必死に自分の口をひょっとこのように横方向に突き出せるだけ突き出すという行為を

                  3)夫婦がともに同じくらい必死でやると、なんとちっすができると言う発見

                   

                  を結婚7年目にして、有頂天になってるメタボさんと私です。

                  ほっぺのぶみぶみした感触を味わいながらも、唇もつけられるという不可能を可能にするプレイ。

                  冬にぴったりのおしくらまんじゅう感も含めて、お勧めっす。

                   

                  その際一回一回の間隔を短くするとなおオツ。


                  両親学級

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                    週末にメタボさんと港区主催の「両親学級」に行ってきたよ。

                     

                    「両親学級」と名はついてるけど、それとは別に「母親学級」ってのがみっちり別途あるので、実質これは「父親学級」だ。ただ、「父親学級」ってゆうと旦那さん来ないから、「両親学級」と銘打ってると思われ。

                    行って何するかと言えば「赤ちゃんのお風呂の入れ方」「服の着替えさせ方」を旦那さんが実地でやるのと、あと妊婦体験としてだいたい6kgくらいの重さのおなかとおっぱいついたジャケットを着てみる、というもの。

                     

                    退屈しないよう色々実地でやること入ってるのが港区工夫してんなーと思ったけど、教室通されて最初にまずさせられたのはDVDの視聴だった。

                    内容が凄い。

                    新米両親が次々に出てきて赤ちゃんあやしながら、口々に言うのである。

                    「赤ちゃんは泣きます」「何しても泣きます」「ぶっちゃけ泣きやみません」「こんなに長時間大音量で泣くとは思いませんでした」「本当に泣きやみません」「どうすればいいのかもわかりません」「泣かれるとマジでマジでつらいです」と。

                    特にお父さんに言わせてる。

                     

                    なんだこりゃ?と思ってると、始まる、

                    「赤ちゃんを泣き止ませようと思って縦に抱いて揺さぶると、一瞬泣きやみますが、それは脳に損傷が起きてるだけ。血管や神経ぶちぶち切れて、深刻な障害のもとになるし、最悪死にます。だから、どんだけ泣いても揺さぶらないで!」と言うメッセージ。

                    超リアルな映像で脳の血管がぶちきれるCGと、鬼気迫ったお父さんが揺さぶる再現画像付きだ。

                    もうドン引き。なにこんなの母親学級で一回もみなかったぞ?と思って。

                     

                    なるほど、といなば理解した。

                     

                    クラスの最初に最大時間かけて教わることが、たぶん実質一番大事なメッセージだとするなら。

                    母親に一番大事なのは「ちゃんと飯を食え=お前の健康が赤子の命綱」

                    であるのに対し、父親に一番大事なのは、

                    「泣かれていらついても殺すなよ、揺さぶると死ぬぞ」

                    なわけですな。

                     

                    へええええ。

                    母性と父性の違い、すんげえ感じた瞬間。プライスレス。

                     

                    DVDのあとは早速実地でいろんな体験である。沐浴でテンパり、着替えであたふたしたあと、お待ちかねの妊婦体験だ。

                    あたい大き目のリアクション良人に期待してたのだが、案に相違してメタボ、ずっしり重い妊婦ジャケット着せてみてもまったく平然としてる。

                     

                    「重くないの?」

                    聞いたら、

                    「太ってた頃みたいな感ジ」

                     

                    ああ。…あなた前は30キロの肉塊持ち歩いてたから、6キロくらい屁でもないわよね。

                    彼がこの妊婦ジャケットの大変さを実感したのは、しいてあったマットレスに寝かせて、「そこで腹筋一切使わないで寝がえりうって、それから起き上がってみて」ってあたいがゆってから。

                     

                    妊婦はただ腹が出て重いだけじゃねえ、腹筋が使えねえのがヤバいんだぜ。

                     

                    そこでようやく状況理解したメタボ、いなばの手をそっと握り「ありがとう…二人の子供を運んでくれて」と感謝してくれたのだった。うちのメタボさん理解ある方だけど、やっぱ力のある人にない人の気持ちは、体験しないと本質的にはわかんない。

                    ちなみにこの話、沖縄在住米軍勤務のすのさんにしたら、

                     

                    「男性ってその講習受けると、"なんだ大したことないじゃないか"って言う人いるらしいですよ。その1〜2時間なら、男性の筋肉量ならそう問題ないそうで、友達の旦那(アメリカ人)が"あのくらいで!"ってモラハラチックになったのがいたんですよねー」

                     

                    うん、やっぱ転がり回らせないと駄目だな、腹筋なしで。

                     

                    っていうか、筋肉量に対比した重量かけないと意味ねえな。

                     

                    なにより、男って、やっぱマンモス狩るのが主体で、子育て向きじゃねえわ。

                     

                    その後グループトークと言うのがあって、「では、旦那さん、奥さんとご自分の名前と住んでいる地域、そして出産予定日をご順番に自己紹介お願いします。では、あなたから」ってよりにもよってメタボがトップバッターにあたったよ。

                    あたい一瞬どうしよう、訳すか英語で良いよと言うか?と逡巡してたら、メタボ笑顔で顔をあげ、

                     

                    「こんにちは! 私はメタボ、妻の名前はいなば、住所は○○で、出産予定日は2月8日です! えーと、よろしくお願いシマス!!」

                     

                    と。テンパらず噛まず紹介事項一個もミスらず堂々と言ってのけたよ?! 思わずいなば口元を両手で覆い、

                     

                    「あなた…! 日本語うまくなったのねえ!!!」涙目で激賞。見守ってたグループの皆さんから暖かいまなざしと拍手を受けるという事態に。

                     

                    赤ちゃんそっちのけで、メタボの成長に一番感動した両親学級となりました。30キロ痩せて日本語も上手になって、いつの間にか彼なりにパパにななる努力は完了してた。

                    偉いぞ!!

                     

                     

                     

                     


                    無理ゲー

                    0

                      メタボさんはかつて100キロの体重を誇っていて、そのころ彼にハグされると、あったかい肉の海に埋もれて溺れるような乙な感触を味わえたものである。

                      なので、あたいは夜寝る前になるとふざけて、メタボの肩肉やら上胸肉をちゅうちゅう吸っては「ママン…」とつぶやくという遊びをしていた。なかなか30過ぎてから、こんなに完全に包み込まれるような疑似赤ちゃんプレイを物理的にできる女は少ないと思う。私恵まれてた。

                      毎回メタボが「ママじゃないヨ! 夫だヨ!!」

                      って突っ込みを入れるまでがお約束で。

                       

                      数年後、大問題発生。

                       

                      メタボが痩せてしまったのである。前は口あければなだれ込んできた肉が、ない。

                      肩も胸も、なんか硬いしへっこんでるし、和牛がオージービーフ並みの変化。

                       

                      「痩せたのはうれしいけど、なんかすっげえ損した気がする!!!」

                      「じゃあまた太るカ?」

                      「それも困る!! でも夜だけ太ってほしい!!」

                       

                      昼は聖女・夜は娼婦とか無茶言う昭和のおっさん並みに私も馬鹿になった。でもまあ、ないもんはないししかたないんで、メタボのいろんな部位をチェックしてまだやわらかい場所を探してみた結果。

                       

                      「尻は相当やわらか! でもおならされたら最悪なので却下!というわけで、第二候補のココ!! ココにこれから吸い付いて寝ることにします!!」

                       

                      ココ=ほっぺ下、首上の二重顎部分。わりとふかふかなそこにいなばがかぷり!と食いつき、むぐむぐ吸いながら、

                       

                      「ひょほ、ふぇたぼさん、ひぶんは?」

                      「…ウーン、マアマア」

                      「(ちょっと加齢臭がするがそれもまた良し)ママン…」

                      「だからママンじゃないヨ! 夫ダヨ!!」

                       

                      すやすや寝た。

                      そんでそのあとしばらくして、2chを色々見てた私、とある投稿を発見。その日帰ってきたメタボに早速報告したよ。

                       

                      「メタボさんメタボさん、今日読んだ2chでね、猫の飼い主さんが困ってるって言う話があったんだよ!」

                      「何に困ってるノ?」

                      「"うちの猫は甘えん坊で、もう成猫なのに、夜寝る前に必ず自分の首にしがみついて、ザラザラ舐めてチュウチュウ吸わないと寝てくれません。毎晩です"って」

                       

                      静かに耳を傾けていたメタボ、ものすっごい眉をひそめて、こうコメントしたよ。

                       

                      「なんてこった、…ソレはすごい迷惑じゃないカ」

                       

                      いや待てよ。

                      お前も毎晩やられてるよ。

                      違いは舌がザラついてるかどうかだけだよ?!

                       

                      「ええー、でも違うヨ」

                      「何が違うの?」

                      「いなばちゃんは、可愛いヨ!!」

                       

                      うん、だから、飼い主さんも猫が可愛いんだと思うよ。

                      脱力しながら説明したけど、いまいちピンと来てなかった。メタボは犬より猫よりいなば好き。

                      こんな私たちが、赤ちゃん生まれたら夜泣き対策に添い乳はしないつもりでいるとか、我ながら笑止千万できる気しないしそもそも示しがつかないしかといって止める気もないし。

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       

                       


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