適量適所

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    沖縄のすの様んちにお泊りして帰った後、いなばすごいことに気づいた。

     

    なんか、毛先がつやつやになってる。

     

    加齢とパーマのせいで最近とみにパサついて、何してもピンと来なかったあたいの毛先がつやっと自然に潤ってる!

    考えられる理由は3つで、それは泊まった時に借りた

     

    1)シャンプー(パンテーン)

    2)コンディショナー(TSUBAKI)

    3)ドライヤー前のアウトバストリートメント(椿油)

     

    …なんか、3)な気がするが、どうか。とりあえず3)を買ってみたものの悩んでたら、すの様からちょうど連絡来たので聞いてみたよ。いったいどれが効いたんだべ?

     

    「椿油です、絶対に」

     

    絶対か!! 倒置法なほどにか!!

     

    「やっぱし! 以前何度か試したときはべっとべとになったから敬遠してたんだけど、お宅では遠慮して少な目に使ったのがちょうど良い量だったんだ!! 遠慮万歳!!」

    「ほんのちょっとで良いんです。たまにはよそのうちに泊まって遠慮するのもいいもんですね」

    「ほんとですね。よそのうちで遠慮する量が適量。いつも遠慮して生きようこれから!!」

     

    …というわけで、毛先がパサついて困るけど、オイル系のトリートメントはべたつくしと思ってたレディースに朗報っすよ。

     

    椿油の適量は、「よそんちでお泊りした時に遠慮して借りる量」です。

     

    遠慮してるんでほんのちょびっとです。で、ちょびっとなんで一番パサついてる毛先にだけつけて、そっからドライヤーがあたりそうな部分に大急ぎで雑に伸ばす。

    これで正解だった。

     

    すの様の補足曰く、

    「手に数滴、あとは伸ばしてそれで十分なのでボトルで半年以上持ちますよ」

    とのこと。

     

    家帰ってから自分で椿油買ってやってみたけどやっぱ潤って見違えるほど落ち着いた。ただ、やっぱ自分ちの自分のなので気が大きくなって明らかに使用量が増えた結果べたついた。

    ああ!! すごいひとんちで遠慮する強制力!!

     

    ちなみにその椿油はこちらです。

     

     

     

     

    遠慮しがちじゃないあたいみたいな性格の人は、ひとにプレゼントしてそのうちに泊まって借りて使わせてもらえば、適量が一発でつかめると思う。できるだけ気を遣う相手にプレゼントすることがコツ。義母さんとかいいかもネ!!

     

    ちなみにいなばの遠慮は、育ちが悪いせいですげえまだらで、お泊りの際「歯磨き粉やシャンプーリンスはちゃんと持っていく(今回切らして最終日だけ借りた)」や「ごみは基本持ち帰る」とかは割と徹底してるんだけど、「料理上手の人には好きな食べもんや飲みもん容赦なく好きな時にねだる」とかやっちゃってるんで、なんだか結局グダグダ。

    そして、今回泊めてくれたすの様は、上述のやり取りの後、

     

    「世界のどこかで餓えてる子がいるんだから残しちゃいけません!的な考え方はしなくていいんですよ、いなばさんは。好きなのを好きなだけ使ったり食べたりすればいいんです。いなばさんが遠慮したからって恵まれない子が恵まれるわけじゃないし。

    チェルシー(すのさんちの愛犬)を保健所から救ったときからチェルシーに言い聞かせてるんですけど。セカンドチャンスをもらえなかった、またはもらえない子の分も幸せになりなさいって。
    壮大なもっともらしい、いなばさんは遠慮しなくてもいい(かもしれない)言い訳www」

     

    ってな感じの女神なので、なんかたぶん次に行ったらあたいの髪はべったべたになってると思います。

     

     


    感謝祭ってなんだ

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      沖縄在住の枕読者、すの様に「感謝祭に良人のマツコがターキーを焼くので良ければメタボさんと来てください!」と誘われたよ。

       

      感謝祭な。

       

      長年いなばの三代謎祭りってのがあって、

       

      1)イースター(復活祭)

      →要するに長い冬の後の生命の息吹を祝う祭りで、ウサギと卵が必須アイテム。イギリスだとチョコで食い、ポーランドとかリトアニアは茹でた卵食って、アメリカだと卵を隠す。

       

      2)ハロウィン(万聖節)

      →夏の終わり、冬の始まりにゴーストやら魔女やらが出てくるので、身を守るために仮装してなんかお祝いになった。カボチャと仮装が必須アイテム。イギリス人曰く「もともとこんなん私たちやってなかったアメリカから来た」とのこと。日本も御同様ですね。

       

      そして

      3)サンクスギビング(感謝祭)

      だけが残ってたわけだ。

       

      すのさんに「感謝祭、行きます行きます!」とわけもわからず答えたけれど、まったくコンセプトがわかってない。飛行機の中で良人に聞いてみたよ。

       

      「メタボさん、感謝祭ってなんだベ?」

      「感謝祭はターキーを食べる日のことダヨ!!」

       

      間違ってないけど絶対正解じゃない、テストだったら丸もらえない答えが見事にかえってきた。…まあメタボはそもそも中国系だし、実家がかなりギリギリでクリスマスもなかったから、あまり深く突っ込むのはよすか。

       

      「今日休みなのは私ダケ!! 香港オフィスもオーストラリアオフィスも皆働いてるヨ!! なんか気分が良いヨ!!」

      「あれ? 感謝祭は香港はともかく、オーストラリアもやんないの?」

      「やらないヨ! アメリカのものだからネ!!」

       

      ふむふむ。感謝祭はアメリカ(あとカナダもだった)オンリーと。ってことはクリスチャン関係じゃなさそうね。一体感謝する相手は誰なんだ。

      持ち越された謎は、すの様の旦那様であるアメリカ人のマッコイさんによって解かれることになった。

      ものうげに彼は言ったよ。

       

      「感謝祭の由来? アメリカ大陸に白人が入った最初の一年が、素晴らしい年だったんだよ。天気も良く、農作物は育ち、狩猟も良かった。とにかく何もかも素晴らしい一年だった。それを感謝して祝って、白人たちはネイティブアメリカ人を招いてパーティーをした。それが始まりだが…」

       

      だが?

       

      「その後アメリカ人がネイティブアメリカ人にしたことを考えると、どうも気分が暗くなるんで、普段は考えないようにしてる。俺の先祖は大体二代くらい前に移民したから、直接何か加担したってことはたぶんないからちょっと気が楽だけどね」

      「私もそうだネ!」

       

      ずっと皆でパーティー出来てたら良かったんだけどね。

       

      「と、言うわけで、これがターキーだ。一週間前に冷凍品を買っておいて一週間かけて冷蔵庫の中で解凍した。それから○○して××して△△(あまりにも色んなプロセスが入ってたので記憶しきれませんでした)、今からこれを家の外のバーベキューでスモークする」

       

      言われて目の前にマッコイさんが出してくれたターキー。

      これが。

      本当に。

      デカい。

       

      我々が一番馴染みある鶏肉のサイズを1とするなら、7か8くらい?

       

      「重さは11キロある。君の目の前に今しっぽを振ってる犬のチェルシーとちょうど同じだ」

       

      ごく普通の雑種の中型犬と大体同じ質量の、焼かれるのを待ってる丸鳥。

      …だいぶ、死体感ありました。

      なんか、小さいだけでずいぶん生々しさって薄れるんだなあと知った感謝祭前夜。

       

      ちなみにターキーってイギリスでたまにサンドイッチで食べてたけどあたい全然好きじゃなかった。なぜならめっちゃパサパサしてるから。味も淡泊だし、何が美味しいのか全然意味がわかんない。ただ、それはイギリスという国のなせる技であった可能性もえらい高いので、今回はせ参じたわけですが、そこらへんどうでしょう、マッコイさん。

       

      「確かにドライになりやすいし、味もさっぱりしてるけど、美味しく作れば美味しいよ。今回はコレもあるし」

      「なんすかそれ。ターキーに突き刺さってる何かからコード伸びて携帯みたいなのに繋がってるけど」

      「トランスミッターだよ」

       

      トランスミッター。それは直訳すれば送信機。七面鳥にくくるにはあまりにもメカメカしい単語。一体七面鳥の何をどこにトランスミットするって言うの?!

       

      「温度を測って常に俺の持ってる端末に情報を送り付けるんだ。これで温度管理は完璧だ!!」

       

      …さすが元USネイビーのエンジニア。

      プロジェクトに対するギアの投入の仕方が微塵の躊躇もなくちょう男らしい。

      同じく理系のメタボがなんか羨ましそうに見てたのが困った。うちにはいりませんよ!

       

      これにクランベリーのジャムを添え、でっかいハムと、マッシュポテトにカボチャパイがお約束のごちそうで、大体14時とか15時くらいからパーティー開始、食べたり飲んだりで夜まで家族や友人と祝うのが感謝祭だそうです。

      おなかパンパンになるくらい飲み食いしたけどめっちゃ旨かった!!

      身を持って感謝祭の何かを知れた貴重なひと時、すの様とマッコイさんに感謝する祭となりました。

       

      ちなみに。

      11キロあるターキーは肉にばらしてもすげえ量で、感謝祭に来た親族や友人にたくさん持たせて、翌日の朝も夜もサンドイッチにしたりサラダにしたりして食べたけどまだ余って、私たちお土産にでっかいジッパーに一杯詰めてもらって持って帰ったのをまたサンドイッチにして食べてるけど、ぜんぜん飽きない。

      これはターキーが淡泊で脂っこすぎないおかげなわけで、なるほどありがたいとまた感謝したのでした。

       

       

       

       


      正しい翻訳はpainful(痛いです)

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        さて、先日の博多旅行のお土産に、メタボさんにゲットしたお土産のひとつがこちら。

         

        じゃじゃーん、いちごのわらびもち、その名も「博多あまび」でした。

         

        わらびもちはいなばの大好物だ。そして、イチゴもまた大好物。大好物+大好物=めちゃめちゃ大好物の可能性、大!

        という単純な計算で買って帰っていざ蓋を開けてみると。

         

        「ビジュアルが…意外にメルヘンチックではないね?」

        「ナイね…」

        「というか、この濁った赤さに粉吹いた感じと、ちょっと大きめのレバ刺しなサイズ感…、少し何かに似てるというか…」

        「ウン…」

         

        何かに似てるっていうか、激似なんだけど、あくまでそれはいなばの所感なので、たとえが不謹慎すぎるのでここではあえて書かずにおきます。気になった方はじかに聞いてネ! あといちごわらびもち買ったことあって、ピン!と来た方が万一いたらコメントください。

         

        さてさて、肝心のお味です。

        というか、こちらのいちごわらびもちは、食べ方が三形態に進化するのが売りだった。

        まずは普通にそのままいただく。

         

        「オオ、美味しいヨ!!」

        「うん! あまずっぱくてやわらかくてもちもちして、わらびもちとイチゴの良いとこどりだね! 好き!!」

         

        続いて、付属の練乳をかけていただく。

         

        「…これは私はなくていいカナ」

        「好きな人は好きだろうけど、私もなしの方が好きかも…」

         

        最後、練乳つけた上から黄な粉、という段階で、いなば添え書きがついてあるのに気づき今更読み上げてみる。

         

        「なになに、えー、‘’わらび餅の中に感じられる「あまおう苺」。そこからほのかに感じる酸味が切ない味を感じさせてくれます。何もつけずに食べる、ここが一番大切な瞬間だと思っております‘’?  なんか想像以上の大事業だぞコレ」

        「マジカ」

        「マジ。次に練乳ソースをかけるとなんか色々あって、最終的に‘’味が「切なさ」から「優しさ」に変わる感覚をお届けします‘’と」

        「ヒエエエ」

        「最後に黄な粉つけるとまさらに色々起こって、‘’「切なさ」から「優しさ」、そして最後に「満足感」をお届け‘’と、なんかものすごい意味がこもってるよ、これは心して食べないとダメだよメタボさん」

        「わ、わかったヨ!」

         

        二人目を合わせて深呼吸すると、いちごわらび餅に練乳は省いて、黄な粉をつけたのをぱっくりんちょ。

         

        えー。

         

        あー。

         

        …好きな人は好きだと思うけど、これもあたいはつけない方が良いかな。と心の中で呟いたいなばの目の前で、すんげーシリアスな顔でメタボが声に出して呟いた。

         

        「これは…確かにセツナイ」

         

        爆笑した。

        間違いなく製作者の意図と違うとこで違う気持ちで切なくなってると思うけど、タイミングも素晴らしければ発音も完璧だった。っていうか、いつの間に「切ない」なんて微妙な日本語マスターしてたの? ほんと意味わかって言ってる?

        確認だけど、「切ない」ってどういう意味だか説明して!!

         

        問い詰められたメタボさん、しばらく宙をにらんで言葉を探した後、ご丁寧に日本語で説明してくれた。

         

        「セツナイ…、それは食べ物がモッタイナイってことダ!!」

         

        間違ってるけど大正解。

         

        えー、メタボさんと私は「わらび餅」と「苺」が好きすぎて、それだけがめっちゃ好きでこういう結論になりましたが、素の状態で一瞬で食べつくしました。つまり、美味しいです。

        そして練乳好きさんとか黄な粉好きさんは、かけた方が美味しいと感じると思います。

        色々に楽しめてお得なので、博多で見かけたら是非トライしてください。

         

         


        メタボさん初めての座禅体験 in 根岸円光寺

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          いなばが先日初座禅体験してめちゃめちゃ良かったので(それから一週間くらいスゴイ気持ちが安らかだった)、メタボさんに絶賛したら「私も行ってみたいヨ」とゆうので探してみたよ。

           

          東京禅センターさんの座禅体験スケジュール表見てみたら、木曜夜19時からの働く人向け座禅体験発見!

           

          今度は根岸の円光寺さんということで、二人で日が暮れてからとっとこ出かけて見た。立派な門をくぐり、薄闇の中いりぐちを目指すと、そこに待ち構えていたお坊さんが、

          「えー、本日テレビの取材が入ってまして、中に入るところからお二人を映しても良いですか?」

          と丁寧に聞かれたよ。

           

          「それはかまわないんですが、私めっちゃネギ買っちゃってビニール袋からネギ見えてるんですけどそれ良いですか?」

          「いいですいいです!」

          「というか、ネギ持って座禅体験して良かったですか?」

          「かまいませんかまいません!」

          「でしたらどうぞお好きに撮ってやってください」

           

          ってな感じに穏やかにあたいとお坊さんの話はついて、いなばくるっとメタボに振り返って一言。

           

          「良かったね! あたいたち不倫のカップルじゃなくて! 平気で映れるね!!」

           

          その一秒後、いなば自分で自分に突っ込んだよ。

           

          「っていうか、不倫のカップルはそもそも座禅体験こないね、ウハハハハ!!」

          「HAHAHAHAHAHA!!」

           

          不謹慎極まりない二人の会話をカメラマンとお坊さんの二人組はたいそう上品に聞いて聞こえぬふりをして、と。

           

          さて、同じ東京禅センターさん主催でも、回によってお寺も違えば、内容も微妙に違い、お坊さんも違う。

          今回のお坊さんはすっげえイケメンで、ちょっと歌舞伎役者みたいな色気があり、平安の昔お坊さんにくらくらっと来てしまった女御たちの気持ちが生まれて初めて理解出来た。うなじがやばい。あと声が良すぎなんだよね、職業柄。

          そんなお坊さんに一通り説明を受け、いざ座禅タイム。

          胡坐や正座のきついメタボさんには、部屋のはじっこのほうに椅子を準備してもらえた。

           

          いなば今回二度目だけれど、お部屋も違うし時間帯も違うし、また違った感じで面白かった。個人的には明るいうちの方が気持ちが冴えて、暗くなると落ち着く気がする。

          そんなあたいの横で、椅子の上で背筋をピン!と伸ばして一生懸命集中するメタボさん。お、お坊さんが前通った。背なか叩いてもらおうっと。

           

          …いろいろ雑念を払い、呼吸を整えて、背中打ってもらったりしてると時間はわりあいあっという間に立つ。終わった後お茶とお菓子のおもてなしがあって、帰り支度をする我々に再び先ほどのお坊さんが、

           

          「この後、感想をもしよければ撮影させていただいても良いですか?」

          「良いですが、彼アメリカ人で正確な感想だと英語になりますけど、英語で大丈夫ですか?」

          「大丈夫ですが、さらっと通訳していただけますか?」

          「はいはい、大丈夫ですよー」

           

          ってことで、インタビュータイムになった。メタボさんにカメラが向けられ、「今日の感想を」と言われた瞬間だ。

          あたいわが目を疑った。

          なんとなれば、普段まろやかな感じの良人の顔が急にキリッとなって、CNNのキャスターにこたえるアメリカ人のホワイトカラーふうに、綺麗な英語ですらすらボディランゲージなんか交えて答えだしたのである!

           

          「非常にアメイジングな体験だったね。やって見るまで、どのようなことになるか全く予想できなかったけれど、やってみたらまったく想像を超えていたよ。座禅をしている間、気持ちがリラックスして、それからナーバスになって、またリラックスして、そしてまたナーバスになる、を繰り返していたんだ。そして終わってみたら、ものすごく解放された気分になったんだよ。ああ、きわめて非日常的な体験だったと言えるよ」

           

          …忘れてたけどこの人、頭良かったんだなー。

          こんな質問されてすぐ自分の意見をコンパクトに、要点ついて相手に伝えられるなんてスゴイっつーかなんつーか。

          ちょっと惚れ直した。

           

          と、いなば感動してたら、お寺を出た後でメタボがこう聞いてきたよ。

           

          「いなばちゃん、私一つだけわからなかったんだけどネ」

          「何が?」

          「あの、棒を持って叩かれるのはいつやられる感じだったノ?」

           

          やられないよ?!

           

          「え? そうなノ? 私は何か間違ってたらアレでぶっ叩かれると思ってすごい気が気じゃなくテ」

          「いや! そもそもアレは、座禅体験だとしてほしい人がお願いしてやってもらうシステムだから。それに叩かれても全然痛くないから! 最初に説明してたじゃん?!」

          「そこだけ良く聞こえてなかったんダ…」

          「ええええええ!? じゃあずっとぶっ叩かれる恐怖におびえてたの? 座禅どころじゃないじゃん! ってちょっとまて、お前! それじゃさっきかっこよく言ってたリラックスした後ナーバスになってそれを繰り返してって、目の前をお坊さんが通るたびに文字通り本当にナーバスになってたわけ?!」

          「そうだヨ」

          「で、終わってほっとして解放された気分?!」

          「そうだヨ」

           

          完全に座禅のコンセプトと真逆を行ってた。

          でもなんかインタビューの答えとしてはちゃんと成り立ってた。すごいミラクル。

          メタボさんの怯えながらも我慢して戦って結果オーライ人生を象徴するにふさわしい一幕でした。

           

          ちなみに座禅体験後に出されたお茶菓子の最中がすんげえ異様に美味しくて、いなばほんらい最中って好きじゃないよりやや苦手な方なのに美味しく感じるから取り乱し、

          「メタボさん、この最中めっちゃ美味しい気がするんだけど、これは本当に美味しいの? それともあたいが座禅後で感覚が鋭敏になってるせい?」

          詰め寄ったら、良人あわてず騒がず、

          「安心していなばちゃん、ちゃんと美味しいよ。私も美味しかった。そして私は座禅出来てなかっタ」

          堂々と答えてくれた。

           

          さらに道を歩いていたら、澄み渡る秋の夜空に、大きな少し欠けた月が冴え冴えと浮かんでいるのを見て、またいなばが、

          「メタボさん、なんか月が普段よりめっちゃ綺麗に見えるんだけど! なんか綺麗すぎて哀しいほどなんだけど、月は本当に綺麗なの? それともあたいが座禅で感覚が鋭敏になってるせい?」

          再度詰め寄ったら、良人白い歯を見せて微笑んで、

          「月が綺麗なのは事実だけど、哀しいのは座禅のセイだね!」

           

          座禅の境地に至ってない良人の方が、妻よりよっぽどすっきりしてた。

           

          その激うま最中がこちら。いなばに会う時手土産に困ったら是非こちらでお願いします。

           

           

           

           

           


          真のヒロインは ー THE 世界名作劇場展

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            出張の合間に一緒に遊ぶべ、と友人に急に誘われて福岡に行ってきましたよ。

            ちょうど空いてた兵庫のふじこちゃんも誘って、さて博多に来たのは良いけれど。

             

            「…うむ、彼女が仕事終わったら即合流したいから、あまり遠出は出来ないね」

            「そうだね、できれば一緒に遊びたいし、ってことは大宰府はやめといた方が良いか…」

            「あ、この天神にある福岡アジア美術館てのが距離もボリュームもちょうど良い具合かもよ、行ってみようー」

             

            ってんで、特になんの心の準備もなく行ったその福岡アジア美術館で、ちょうどやってた企画展が「THE世界名作劇場展」だったのですよ。

            いなばの同、および前後世代は皆たいがい見ていたと思う、あのハウスのスポンサーのやつですわ。

            それが歴代ずらーっとセル画や設定画、家や村の手描きの絵、製作者の特徴や意図、背景なんかもコンパクトだけど丹念に展示されてる。

             

            もう。

             

            これ。

             

            めちゃめちゃ面白い。

             

            最初は「ふーん」ぐらいの気持ちで眺めてたんだけど、初期のころのハイジやラスカル、母を訪ねて三千里あたりのロケハンスケッチ絵の美しいこと見事なこと、端正でもう家に飾りたいくらい。家の中のスケッチも度肝を抜かれるくらいの細やかさだ。

            書きこまれてる文字も美しい水茎で、少し古風な日本語で指示や設定が書きこまれている。

            …これが。

            時代が変わり、作品が近代化っていうか現代的になるほどに、どんどん字が綺麗すぎなくなって行ってですね…。

            漢字が減って、俗語が増えて、そのうち誤字脱字にひらがなだらけになって行くのが…。

            心に染みて泣けて良いです。

             

            当時はわけもわからず見てたけど、ちょっと冒険したな、と思った作品の後はわりと揺り戻しでど定番に戻ってって…ってのが繰り返されてるのも面白い。でも、やっぱり、どんなに素晴らしくっても最初のころのクラシックな作風に立ち返っていくことが無いのがまた感慨深い。ジブリがラピュタを今更作れないように、ディズニーがもうシンデレラではいられないように…。

             

            そしてふじこと二人で思わず声をあげてしまったところがあります。

             

            えー。

             

            「小公女セーラ」のコーナー。

            さすがりっとるぷりんせすは、歴代ほかのどのキャラよりも顔立ちがくどいことに改めて感動しつつ、パネルを読んだらだ。

             

            「この作品のテーマは女の嫉妬。ミンチン先生がセーラに向ける嫉妬を描きました」

             

            って。

            えええええ?!

            はつみみ! めっちゃ初耳よそれ?! 耐えて頑張るけなげな少女の話じゃなかったの? がんばって心清くしてたら報われるって方がポイントじゃなかったんだ!!

             

            「そんな、大人の女の人が、あんなちいちゃな子供に嫉妬て…」

            とふじこが凹んでたが、あたいはむしろ納得した。

            「いや、嫉妬って、無力な相手にこそするよ。この人にはかなわない、みたいな同程度の力量の人にはしないのよ。なるほどなー。このミンチン先生の顔デザイン、どれ一つとってもゲスくて感動するわー。ひどいわー」

             

            で、次のコーナーの「小公子セディ」

            こちらのキャラデザインされた女性の方は、相当おこだわりが強かったんですね。設定絵に書きこまれてる文字情報がはんぱない。

             

            「セディは良い子ちゃんなので、怒ったりすねたり妬むようなマイナスの表情は一切しません!!だって…」

            「さっきのミンチン先生の表情それしかなかったね…」

            「驚いて一瞬目を大きく開くことはあっても、すぐに元の平静な顔に戻ります。横目を上目も使いません。人と対するときは体ごとむけますって。うへえ」

            「いなばたん、こっちのこれもスゴイ。見て、セディが入った伯爵家の侍従たちとメイドたちの設定資料」

            「うわなんだこりゃ、侍従たちが頭いいゾーンとバカゾーンに分けられて、その上‘’むっつりしてモテない‘’とか‘’モテるけど女は身近なとこですませばいい‘’とか、ヒドッ!!」

            「メイドもスゴイよ、‘’顔のわりに派手な性格‘’とか‘’顔はいまいちだけど良い体なタイプ‘’とか…!!」

             

            あんな純真無垢な話の製作者たちが、こんな情報シェアしてたなんてな…。まさに裏情報。当時知らなくて良かった。

             

            でも今知れてめちゃ面白い。

             

            昔いなばがジブリ美術館行ってちょっとがっかりしたのが、あんまりこういうダークで生々しい裏話がなかったことだったんですね。あちらは子供さんが対象のメインだから仕方ないと思うけど。で、こちらさんは企画者がずばり我々世代を向いて作ってくれてる心意気を感じます。

            童心にも帰れるし、芸術としても見どころあるし、再見して再考して十分頭も使えるし、大変良い企画でした。

            福岡近辺の方は是非行かれてほしいです。

            もともと東京の池袋で夏やってたのが福岡に流れて行ったみたいなので、これからまたどこかに行くかもしれないから(今調べたら‘’東京会場以降、2年間をかけて全国巡回予定! 帯広藤丸百貨店(北海道)、奥田元宋・小由女美術館(広島)ほか‘’ですって!)、地元に来たら見てほしいなあ。あのミンチン先生のゲス顔ばりえ。

            個人的にはセディより友達になれそう。

             

            あと、入場口のところに赤毛のアンの部屋の窓の張りぼてがあって、中からアンのポーズをとって外から写真撮ると、角度上手にとらえたら本当にグリーンゲイブルスの窓辺みたいになるんすよ!!

            だから、女子はアン風のヘアメイクと服で行くと100倍楽しいと思います!

             

             

             

             


            はじめての座禅体験 in 谷中天龍院

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              いなばわりと前から「瞑想」推しで、自分周りのたいていのことは真面目に瞑想するとなんとかなるとは思っている。

              (正確に言うならなんともならなくてもある程度気にならないくらい心の整理がつく)

              そう、思ってはいるんだが、なかなかこれが習慣にならない。

               

              毎食後歯をみがくみたいに、トイレやお台所の水回りをお掃除するみたいに、さらっと瞑想できたらいいのになあ、と思いながら今日も2chする、みたいな日々。こりゃいかん。

               

              そんな折、ベリーダンス教室行く途中で見かけた「座禅体験」のポスターを見て、本日行って来ちゃったのでほやほやレポートですよ。

              場所は谷中の天龍院という禅寺さんですが、おおもとは東京禅センターってとこが主催らしいです。

              予約不要、参加費500円、13時半から15時半まで、座禅しやすい恰好で、という前情報を元に行ってみたよ。

              あたりまえだけど立派な本物のお寺の、見事なお堂に座り心地の良いお座布団がずらりと並び、そこに座ってお坊様の「どう座るか」「どう呼吸するか」「どんな心構えか」を30分ほどご説明いただいて、みなでお経に唱和した後、いざ開始。

              お線香が灯され、お鈴が鳴り、拍子木が鳴って目をひとつ先の畳のへりに据えて…。

               

              …ぅおおおおおおおお!!!

              あったりまえだけど、家で自力でひとりでやるよりめっちゃめちゃ瞑想しやすい!!

              瞑想と座禅は似て非なるものだとは思うんだけど、目指すところの「できるだけ何も考えない」に至るまでが、すっげえスムーズ。

               

              どんくらいスムーズか例えれば。

               

              家の漫画だらけで散らかっててパソコンが起動されてる状態の部屋で試験勉強するのと、すいてて静かなスタバや図書館で勉強するのの差がさらに10倍したくらいスムーズ!すべっすべ!! なんてこった!!!

               

              そもそもお寺って綺麗に浄化されてて、気が散るようなものがほとんど置いてない上に、禅寺さんは座禅のプロなんだからそれに集中できる英知の凝縮されたメソッドすべて握ってるわけで、当たり前っちゃ当たり前なんだけど、これほど違うとは思わなかった。はーべっくらこいた。

               

              結果、10分座禅した後軽く体をほぐし、さらに15分また軽く体をほぐし、最後に10分の計35分、いなば史上最大にわりあい気が散らないで瞑想することがでけました。大体家だと10分間、猛烈に「あああれもしなきゃ、これもしなきゃ、こんなこと考えてちゃだめだめ! ああ、もう我慢できない! やめやめえ!!」で終わってるのに比べるとスゴイ違い。

              スゴイ違いなのは瞑想それだけじゃなくて、終わった後の感覚の冴えが全然違う。

              秋の空気、空の色、ちょっとした裏路地のたたずまいが何か心にビンビン入ってくる。まあ、座禅の後にお散歩したのがまた風情ある谷中のしかも寺社が集まってる界隈だったのもあるのですが。

              でもやっぱりなんかすごく自分の中の透明度が上がった感じ。

               

              今回の天龍院のお坊さんは、入道って言葉がお似合いの、大柄でドングリ眼の声のよい方だったが、洒脱なお人柄で、始まる前に念には念を入れられたのが、

               

              「無理して座禅を組まないで良い、様子見てだめなら椅子を準備してるのでそちらへ。とにかく苦しいと思ったらやめて。苦しいと終わった後もう来なくなって、その上、人に文句言うでしょ? それ本当迷惑だから」

               

              なるほど過ぎる。

               

              「あと、何より期待しすぎないで。そんな何もすごい変わらないから。変わるなら皆座禅してるから。とりあえずやってみて終わった後に気持ち良かったなくらいで上出来だから」

               

              これもなるほど過ぎた。

               

              ちなみにいなば、生まれて初めてあの座禅の時に肩にビシ!っとしてもらうやつをこの身に受けて見た。

              もうお灸とか鍼とかでわりとありがた痛いのも慣れてるし、ピュアな好奇心。

              こちらの天龍院さんでは「姿勢が崩れてるからとか心が乱れてるからと言って私からはやりません。受けたい人は合掌してください。ちなみに音ほど痛くはないです。こちらもプロですので」って方式。

              そんなわけで合掌していただいて見た。

               

              あ、ほんとだ。

               

              全然痛くない。

              というか、気持ち良い。

              なんか、肩凝ってるとこに強めに叩いてもらったみたいな爽快感ばっかりだった。

              座禅の警策が常にこうなのか、これ体験者向けなのかわからないけれど、してもらって良かったアレでした。さっぱりしたよ。

               

              ちなみに座禅体験の後あちこちお散歩して、「谷中はお寺と子供が多いなー。でも空地とかはないし、子供が遊べるようにいっそお寺の敷地を解放すればいいのにー、まあでも備品壊したらまずいもんなー、無理かーあはははー」

              みたいなことを考えながら歩いていたらだ。

              とあるお寺の敷地の中で、思いっきり子供が壁に向かってボールを投げていた。

              投げ上げるんじゃない、ものっそい力強いストレート、

               

              「ええええええ!!! そりゃダメでしょおおおお?!」

               

              と度肝を抜かれたいなば、球の先で「いいぞー」と受け止めてる、フリース姿のおじさんを見てほっとしてぎょっとした。

              このつるっとした頭と、どんぐり眼と良い声。

              …さっきの座禅体験クールに仕切ってたお坊さん?! 座禅アフターキャッチボールとか、自由過ぎ!!!

              先方も当方に気づいたようで、しばらくお互いフリーズした後、丁寧に頭を下げあって別れました。

               

              うん、これが本当のリアル良寛さんだな。

               

              さておき、こちらの東京禅センターさんわりと各地で色んな時間帯で座禅体験させてくださるみたいなんで、心をすっきりさせてみたい方、瞑想がはかどらん方はぜひ行かれると良いと思われます。

              一点だけすごい注意したいのは、お寺はやっぱり相当女性には冷えると思います。理想ははだしで受けることみたいだし。

              出来る限り暖かい恰好で挑まれてください。

               

               


              小さい秋見つけた まったり東京ぷち旅編

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                いなばの旅友ふじこ様が、関西から東京に遊びに来てくれたよ。

                 

                だいたい東京観光っていうと、浅草とか表参道とか、上野や東京駅界隈なんかいなばはご案内するんだけれど、ふじこちゃんもうなんべんも来てるんで、そこらへんは大体行ってる。

                というわけで、今回は「まったり東京ぷち旅」ってことで、いなばのお気に入りの派手じゃないけど秋向きのお勧めスポットにお連れしてみた。

                わりと大人がのんびりするのに良いセレクションなんで、一人でも、お母さまや友達同士とでも楽しめるコースと自負しております。

                 

                えー、まず

                赤坂のととや魚新で炭籠弁当を食す。

                こちら、メタボさんがランチタイムに見つけてきたんですが、焼き魚がすんごい異様に旨い。後で調べたら元は魚屋さんで歴史のある仕出し屋さんを経て現在のスタイルになったそうで、なんとミシュラン一つ星ですって奥様。

                どうりで何食べても美味しいわけです。ふつうこう言う籠に入ってお弁当みたいな形で提供されると、多少は冷えてたり味も濃いめだったりするんだけれど、ここのは魚は焼きたてで冷えるべきものは冷えてて、味付けも濃過ぎず薄すぎず。静かで綺麗ででも敷居の高すぎない穏やかな店内でまったりいただけます。

                季節に応じて旬のお魚やお野菜が出るので、何度食べても飽きませぬ。目で見ても彩り綺麗です。

                ちなみに最後に出る和菓子がまたうんまい。

                 

                そして次に、

                青山の根津美術館でお庭を散策後、見晴らし最高のミュージアムカフェでお茶。

                こちらは美術館自体はどちらかというと小さめなのですが、庭園が都内のこの立地だと信じられないような深さと広さ、樹木の見事さで、いきなり山奥に入り込んだ、みたいな静謐な気持ちになれます。茶室がいくつも点在し、小さなお堂もお社もある。小川に滝に小さな池もある。ちょうど今は紅葉のさわりのさわりで、緑の楓のほんの数葉はしが赤く染まり、青空と鮮烈な対比。これからどんどん綺麗になっていくんだろうなあと思われます。

                その素敵なお庭の中に、ガラス張りで景色を見渡せるカフェがありまして、ここが本当に気持ち良いのです。ランチタイムは混みあうから早めに行くか遅めに行くかで塩梅して、でも必ずお立ち寄りのこと。

                 

                さらに、季節柄冷えた体を目黒の岩盤浴、岩だーらで癒す。

                目黒のめちゃうまフルーツパーラー「果実園」さんのビルの上にある、朝10時から夜23時まで営業の、隠れ家サロンであります。

                優しくて上品なスタッフさんが出迎えてくれます。

                綺麗なお部屋で、寝転んで上からドームがかぶさる型の岩盤浴でじわーっと温まるのですが、気に入ったアロマも炊いてもらえるのでなおさらリラックスします。なんかほどける感じ。

                そして汗が。個人差あるけれど、あたいは割とだらだら出て、ふじこは岩盤浴から出た後も汗がなかなか収まらないくらい出ました。

                個室に二人並んで受けられるので、友達同士でおしゃべりしながら楽しめるのがうれしい。

                あったまるのも幸せですが、私は翌日肌が綺麗になってておお!と感動しました。

                 

                …と、こんな具合に、週末ふじこちゃんとここらへん回ってたら、良くいく場所も自分まで新鮮に、まるで旅してるみたいに訪れてる自分に気が付きましたよ。

                昨日読んだ本に、人は40を過ぎたら、どこに向かうかではなく、誰と向かうかを意識した方が良い、と書いてあったけれどなんとなくその意味がわかった気がした、小さい秋見つけた東京の片隅。

                枕読者様で、東京に来る方がいらしたらいなばに気軽にご一報くださいねー、こんな感じで良かったらご案内しますー。

                 

                 


                ベルリンおすすめスポット ベスト3

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                  さて、ベルリンあちこち回ってみて、いなば的にすげえお勧めだった厳選3スポットをご紹介。

                   

                  1.ごはんが美味しい部門

                  屋内型フードマーケットの「マルクトハレノイン

                  キッシュにチーズにパスタにポークサンド、いろんな食べ物の屋台がセンス良く美味しそうに並んでて目移りします。

                  美味しいし、目で見て注文できてすぐ食べれて、お値段もお手頃なんで、メタボさんと私は二日通いました。

                  初日はゆでたて生パスタ食べて、二日目がプルドポーク(低温調理した豚塊肉のトロトロプルプルをあまじょっぱくいただく至高の食べ物)を食べて、それからハンドメイドのパイとコーヒーを別の店でいただきました。おいちかった。ああ、おいちかった。

                  建物もクラシックで素敵だし、各店舗や内装もすごくイカした感じにしつらえられてるので、じっくり楽しめます。

                  あと、界隈がおしゃれ地域なので、ちょっと足伸ばして散策すると、素敵なセレクトショップとかある。

                   

                  ただし、要注意点が2つ。

                  1)営業時間と曜日は事前チェック必須。早めに行ったり月曜に行くと数えるほども店がやってなくて絶望にむせび泣く。

                  2)近くにかなり治安の悪い駅があるので、そこから降りて行くのはすごく良くない。事前に地図で怪しい場所をチェックのこと

                   

                  2.スイーツが美味しい部門

                  今までの人生で一番美味しかった「プリンセスチーズケーキ

                  いなばはチーズケーキそもそもそんなに好きじゃないのですが、メタボさんがお勧めするので行ってみて、ショーウィンドウ見てあまりの美味しそうさと美しさに打ち震え、試しに食ってみて感動に震えた、そんな珠玉のごときチーズケーキショップです。

                  何しろ口の中でとろける。外国だとありがちな甘すぎ感一切なし。

                  ベークドもあるしレアもあるし丸いのも三角いのもフルーティーなのもチョコのもキャラメルのもある。選ぶたびに血圧あがる。

                  お茶もすごく美味しいのがあるし、甘いもの好きなら行かなくては!!

                  ちなみに内装も「プリンセス」の名にふさわしく、すごく上品きゃわゆいし、店員さんの制服も雰囲気あってテンションあがるよ。

                  注意点としては、地元の人にも愛されてて、わりと混むし、サービスはゆっくり目。余裕をもって早めに行くべし。

                   

                  3.芸術好き部門

                  ベルリン名物「博物館島」

                  川の中州にある5つの博物館・美術館の集まった島という、ミュージアム好きにはたまらんスポットです。

                  見るコツは、全部一日で回ると死にそうになるので、無理して全部回らずに、中も全部見ようとしないことっすね。

                  以前芸術家の友達に美術展示の見方を聞いたことがあるんですが、

                   

                  「順路通りに全部を見る、ということはしないでいい。まずパーッと歩いて、目についたものをいろんな角度から満足行くまで見る、という方が良いです」

                   

                  と言われて、以降それをするようになったらいなばずいぶん楽に、そして心に残る美術館訪問がでけるようになりました。

                   

                  ちなみにこの「博物館島」の中でいなばのお勧めワンツーは

                   

                  1) ペルガモン博物館

                  ここには、あれがあります。バビロニアのイシュタル門。原寸大。

                  紀元前560年て、今から2600年前!! の国の門が目の前に色鮮やかにドーン! です。すごいよ。見上げるよ。だいたい朽ちて土台だけとか色も褪せてる遺跡見慣れてると、嘘みたいな再現率っていうか実物。

                  タイムスリップ出来る。目というか、体と肌で歴史を感じられる。行くべし。(イヤホンガイドで日本語の説明を聞きながら鑑賞するとさらに時空を超えられるので必聴)

                  ここには他にもアッシリアとかヒッタイトとかの遺物が潤沢にある。このアッシリアとヒッタイトという単語でキュンと来たあたいと同年代、そう「王家の紋章」を愛読してたレディースは、ペルガモン博物館に行くと感動がドン倍。

                  細川智栄子先生が、ものすげえ正確かつ緻密に時代考証して描写してたことが良くわかります。私、自分がなんで博物館とか歴史とか好きなのか考えたことなかったけど、ルーツの一つは確実に少女漫画「王家の紋章」だった!ということをベルリンで雷に打たれたように理解した瞬間が個人的に衝撃でした。

                   

                  2)新博物館

                  ここには、彼女がいます。エジプト三大美女の一人、美しき王妃ネフェルティティ。その胸像が。

                  いなば遠い昔に栗本薫が書いた「ネフェルティティの微笑」という本を読んで、ストーリーも細部も何もかも忘れたけど、「ネフェルティティという美女の胸像が残っている」というのだけは今も覚えていたんですね。

                  それがベルリンにある、と。

                   

                  この新博物館にはあまたの展示物がみっちりと飾られているのですが、彼女の胸像だけは別格でした。

                  日当たりの良く、天井の高い、優美な部屋がまるっと一つ、王妃にふさわしく用意されているのです。

                  見るというより、会う、という気持ちになれる、そんな素晴らしい場所。

                   

                  ネフェルティティの胸像は、それは美しくて、作られたのが紀元前1345年、3000年以上前!!というのが信じられないほどの色彩美。まるで生きているようでした。

                  彼女は美しかったけれど、若くはなかったのが衝撃でした。皮膚は滑らかだけれど瑞々しくはりつめてはいなかったし、唇の端にはしわがあった。けれどそれは彼女の美しさというものを強調してはいても、損なってはいなかった。

                  年を取るということと、美しさとの関係を見事に実証してもらって、アラフォーのいなば何かすごく心強い気持ちになりました。

                   

                  世界三大美女のクレオパトラも楊貴妃も小野小町も、我々見ることはかないませんが、ネフェルティティであれば、まるで生きているかのように精緻で美麗な彼女に3Dで、美しい部屋で会うことができます。

                  ベルリンまで出かけたら、ぜひ謁見のこと。

                   

                   

                   

                   

                   

                   

                   


                  履くほど愛して

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                    いなばがお世話になってる腕利きの歯医者の女医先生が、妊娠して産休入ったのでナンパしてランチまでこぎつけたよ。
                    白衣を脱いでマスクをとったら、素顔はあたいの愛する元モー娘。加護ちゃん似だった先生うまーと思いながら、まったりとおしゃべり。
                    「いなばさんのところはメタボさん優しそうだし、仲良くて良いですねー」
                    「ありがとうございますー。年下だけど、頼りになる良人なんです。籠先生(仮名)の旦那さんはかなり年上でしたよね。やっぱり甘やかしてくれますか?」
                    「うちは、私の方が色々やってあげたいんで…」
                    なんと。年下ロリ顔白衣嫁が尽くし系。こりゃ旦那さん宝くじ当てたな。
                    「出産は里帰りされるんですか?」
                    「いえ、旦那と住んでるこっちで産みますよ」
                    「ああ、彼が寂しがるから?」
                    「それもあるけど、私が旦那をかまってあげたいから…」
                    情深っ!初妊娠出産子育てのプレッシャーより、良人への愛が勝るってすげえ。
                    「私本当、旦那に色々してあげるのが好きなんですよー」
                    「例えばどんな?」
                    「爪を切ってあげたりとか、あと、靴下履かせてあげたり」
                    …靴・下!!!
                    「氷点」て言う今から50年以上前に書かれた本に、
                    ー亭主関白な旦那さんが着物姿の奥さんのまろやかな腿に足を置いて靴下を履かせる毎朝のならい…ー
                    ってなシーンがあって、「昔SUGEEEEEE!」って読んだ当時学生だったいなばがドン引きしたあのプレイを。
                    21世紀の今もやってる女(ひと)が今、目の前に、…いる!!!
                    「ひょおおお! すごい! すごいっすねそれ! でもわかる、わかりますよ!! かく言う私もたまにわけもなくメタボにパンツ履かせてもらってます!」
                    「パンツ、ですか?」
                    「はい、ぱんちーの方を。全裸で仁王立ちして足を一本一本通してもらって、こう前後にかくかく揺れながらサポートしますけども、きっとあの動きは邪魔にこそなれ、絶対役には立ってないですが!」
                    「良いですね! パンツ!! なんて素敵なの!!」
                    「靴下もよいですよ、素晴らしい!!」
                    極度にマニアックな二人、その場でお互いのプレイを反対の立場から絶賛しあった午後。
                    その夜家に帰ったあたい、興奮しながらその話をメタボにして、物は試しと靴下を履かせてもらったよ。
                    片足ずつあげて、するん。するるんとな。
                    「…おお、これはなんか」
                    「なんかタノシイネ!!」
                    「うん、新しい嬉しさ!!」
                    「イイこと聞いたネ!」
                    感動したいなば「靴下履かせてもらったら楽しかったです、良いことを教えてくださってありがとうございました!!」と早速籠先生にメールしたら、返ってきた返事がコレ。
                    「いなばさんも履かせてもらってみたんですね〜いい気分で何よりです♪  今日も靴下履かせましたよ。足、お布団から出してきたから。たまにこの靴下じゃヤダとかいうんで注意です」
                    ちなみにこの時点で、籠先生予定日2日前。臨月。もうめっちゃ臨月。
                    …今まで私、自分が我儘伴侶ナンバーワンだと思ってたんですけどね。
                    何しろ子なしの専業主婦が、一日働いて疲れて帰って来た良人にわけもなくぱんつを履かせるとかありえねえだろと。
                    だが。上には上がいた。
                    共働きで10歳近く年下のプリティ臨月妻に、大きなお腹で靴下を履かせてもらいなんならチェンジを要求…! 籠先生の旦那さんが間違いなく勝者。負けた! なんて快い負けだ!! 彼とは話が合う気がするよ!!
                    いなばが輪をかけて興奮してメタボに話したら、彼は「ソレよりも」とクールに突っ込んだ。
                    「ソレよりも私は、爪を切ってもらう話がスゴイと思ったヨ。私にはとても無理ダ。切ってあげるのも怖いシ、切ってもらうのもゼッタイ無理!!」
                    「確かに! 私絶対うっかり肉まで切るわー。それにあなたのことも愛してるけど、そこまでは信用できないわー。怖くて無理だわー。すごい夫婦愛だわー」
                    ってその時は夫婦愛で片づけたけど、後になって気が付いた。
                    籠先生、腕利きの歯科医。
                    爪切りどころじゃねえ精密作業に日々従事してるんだから、手先の器用さは折り紙付きだ。そりゃ旦那さんも余裕で甘えられるわと。
                    なんかあたいの口の中でガリガリギュンギュン活躍してるあの指先が、旦那さんの爪を慈しんでる手だと思うとありがたみが増した秋の夜。

                    ベルリン旅行 地下鉄丸っとお見通し編

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                      メタボさんと私、ヨーロッパ旅行の経由地だからってんで、ドイツはデュッセルドルフやミュンヘンをついでに観光して、いつの間にかドイツがかなり好きになってた。

                      何しろ公共交通機関がわかりやすい、美術館やオペラが充実してる、あとホテルが水回りピカピカにキレイ。

                      ときめくというより、落ち着く、そんなドイツの首都ベルリンにこの際思い切って行ってみることにしたよ。

                       

                      行ってみて驚いたことが3点あった。

                       

                      1.最初にして最大の驚き。ベルリン、ドイツの首都なのに、日本から直行便がない。

                      ない。ないんだよ。ちょーびっくりしたよ。日本からドイツへの直行便なんて各地に飛んでるのに、首都に行かないってマジで?

                      アメリカで言うワシントンDCみたく影が薄目なのかしらん。でも今調べたらワシントンDCには日本から直行便あった。

                      ちなみにベルリンの空港自体、かなりものすごい地方空港感あった。びびった。

                       

                      2.それまでドイツ人てビール飲んで揚げポテト食べてワッハー!みたいなイメージでいたんだけれど、ベルリンのドイツ人はなんか、静かな印象。

                      ちょうど10月で、かの有名なドイツビールの祭典、オクトーバーフェストやってたんだけど、ぜんぜんワッハー!してない。ミュンヘンが10ワッハーならベルリンは2ワッハぐらい。体の大きいというか、ぶっちゃけ太めの人も少ない印象。同じドイツでもすげえ違いだなあ。ベルリンは北、ミュンヘンは南だから、東北と九州くらい性格が違っても、そりゃ当たり前だけどなかなか印象的でした。

                       

                      3.街並みや建物がなんかめっちゃ20世紀!

                      それも、20世紀初頭のころに「近未来はこんな感じになるんじゃないかな?!」って想像したのが、そのまま年を経て古びてるみたいな、不思議な感じになってた。今までヨーロッパ旅行しててこんな風な街並み見たことなくて、面白かった。

                      電車のデザインとかすごい角角してる。今はやりの流線形じゃない。なんか色合いとか柄の入れ方がレトロで、絵になる感じでした。

                      ただ、小ぎれいなミュンヘンや、経済的に潤ってるデュッセルに比べると、なんとなくやや荒廃したさみしい印象は否定しきれない。それがなんか味がある。好き嫌いがわかれる風情でした。ところどころめっちゃおしゃれだったりキュートなスポットがあるから、それを見つけ出す喜びも大きいと思います。

                       

                      さて、そんなベルリンの街におりたって、とりあえず観光初日、メタボさんと私は中央駅に行った。

                       

                      「ここから地下鉄U5に乗って、ショッピングセンターのあるアレキサンダー駅に行くよ!」

                      「おっけえ! れっごー!!」

                       

                      と、意気盛んだった我々だったが、20分後には肩で息をしていた。

                      「オカシイ…U5はどこにアル? ここは確かに中央駅なのに、アレキサンダー駅に行くためのU5のサインがどこにもないよ?」

                      「Uのサインはあっても、U5じゃないもんね…。けっこうこのバカでかい構内隅々まで見たけど、痕跡がない…。ここはもう諦めて、人に聞こう! あ、お巡りさんがいる!! メタボさんあれに聞いて!!」

                      「スミマセーン! U5はどこにありますカ?!」

                      「違うよメタボ、こういう場合は目的地を言うの!! あれきさんだーぷらーつ!! あれきさんだーぷらーつ!!」

                       

                      もうこの台詞何べんも言い飽きました、みたいなクールなテンションで、巡回中のポリスメンズは答えたよ。

                       

                      「S7、S8」

                       

                      …Uで始まるのは地下鉄で、Sで始まるのは電車。なんだ、電車でもイケんのか。

                       

                      「っていうか、ほとんどすべての電車がアレキサンダー駅に止まるネ。いったいこれはどういうことだったんだロウ?」

                       

                      しょんぼり肩をすくめるメタボに、いなばひらめいた。

                       

                      「東京駅と一緒だったんだよ!! これ!! 考えたら、東京駅の八重洲口から入っても、絶対に銀座駅に行く地下鉄の入り口にはたどり着けないじゃん!! 東京駅から銀座駅直行の丸の内線の入り口ちょーわかりづれえもん。でも、有楽町(実質銀座)ならほぼすべての電車が止まるべ。だからわざわざ地下鉄から行かせようとしないで、電車に誘導されるんだよ!!」 

                      「なるほどー!!! そうカ!!  なんかワカッタ!!」

                       

                      目的地のアレクサンダー駅ってのが、また銀座みたいなところだった。なんか地下鉄と国鉄と盛り場の関係性って共通するのかもしんない。

                       

                      しばらく大手のデパートで買物を楽しんだ後、

                       

                      「次は地下鉄に乗って、フードマーケットのある駅に行くヨ!」

                      「おっけー、れっごー!!」

                       

                      と、意気盛んに今度は簡単に見つけられた地下鉄の入り口からうまうまとメトロに乗った我々、しばらく経っていなばが突っ込んだ。

                       

                      「メタボさん…、これ地下鉄なのに地上走ってる。とゆうか高架を走ってる。メトロなのに! なんかおかしくね!? 地下鉄なのに地上!!」

                       

                      細かいことで目くじら立てる嫁に、今度は良人がドヤ顔で行った。

                       

                      「何言ってるんだいなばちゃん、丸ノ内線だって地下鉄だけどお茶の水では地上を走ってるダロ!!」

                       

                      ベルリンの謎のすべてが意外に丸の内線で片付いたミラクル。


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